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正化三十一年、関東図書基地
堂「笠原っ！！！
何をぼんやりしているかっ
訓練中だぞ！！！」
訓練場に響き渡る怒号
前を走る同期の笠原郁がビクッと身体を震わせ
より一層ペースを上げた
あ「ペース上げるとかバカだね〜…」
そして笠原がゴールした次に私もゴールラインを突破すれば
横では笠原が床に寝そべっている
あーあー…立った方がいーんじゃないかなぁー
そう思っていると案の定
堂「笠原っ！！！誰が倒れていいっつった！！腕立て！」
と教官である堂上篤の怒鳴り声がまたグラウンドに響いた
そんな訓練が終わり昼食
食堂へやってくればトレーを持って並んでいた笠原が
業務部の同期柴崎麻子に大声でさっきのことを愚痴ってた
笠「あのクソ教官絶っっっ対あたしを目の敵にしてるって」
柴「クソ教官って堂上教官のこと？」
笠「そぉよ！
あたしだけ！あたしだけよこんなに腕立てくらってるの
他の女子にはこんな仕打ちしないくせに〜！！！」
あ「期待されてんじゃないの〜？」
笠「わっ！びっくりした！！A！」
あ「笠原女子でぶっちぎりじゃーん
あ、それかあれじゃない？笑愛情の裏返しってやつ笑」
笠「腕立て伏せが！？それに期待されてるなんて有り得ない！」
柴「あたしは結構あの人好きだけどね
ちょっとかっこよくない？？」
笠「はぁ？どこがあんなチビ！！」
ご飯を持ったトレーを持ちながら席へ行くと
なぜかあたしの隣に座った2人
えー…ご飯静かに食べたいなー
絶対笠原の愚痴止まんないじゃんこれ
そう思いながら食べ始めるがやっぱり笠原はずーっと愚痴
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あい - とてもおもしろいです！更新楽しみにしてます(✳︎´∨︎`✳︎) (2023年2月19日 22時) (
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作者名：きい | 作成日時：2023年2月14日 7時
