平和の象徴 ページ8
あ「それにしても…すごい意外なメンツだね
飯田くんまで…」
緑「八百万さんも轟くんも来てるよ、無事で良かった」
現場から離れモニターのある駅まで飛んできた
そこにはたくさんの人がいてオールマイトの戦いを見ている
人混みをかきわけて轟くんとヤオモモも合流
ヤオモモは泣きながら私を抱きしめてきて
あ「ヤオモモ…ありがとう」
私も震えているその背中を優しく抱き締め返した
そして……
モニターでオールマイトたちの様子を確認すると
オールマイトはボロボロ、しかもいつものマッスルフォームではなく
ガリガリで面影も全くないような人になっていた
あ「これがオールマイト…？」
隣で緑谷くんも爆豪くんも衝撃を受けた顔をしている
周りの人たちも最初は戸惑っていたが
それでも彼は平和の象徴……
最後は彼を応援する言葉で溢れかえっていた
一撃……
物凄い衝撃と共に湧き上がる砂埃
それが晴れたとき
立っていたのはオールマイトだった
きっと最後の力なのだろう
いつもの筋肉ムキムキのオールマイトに戻って
彼はその場で手を挙げNo.1としての意地を見せたのだった
あ「オールマイト……」
きっとオールマイトはもう限界だ
それでも不安な人たちのために限界を超えてまで戦う
平和の象徴でいようとする
その姿に私は涙が止まらなかった
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作者名：きい | 作成日時：2022年12月8日 17時
