ピンチ ページ34
それからサー・ナイトアイの事務所で会議があるとのことで…
私はコスチュームを着て事務所前に来ていた
一緒に行くはずだった塚内さんが別件で来られなくなったので
1人でこの中に入らなければならない
あ「しかもちょっと遅くなっちゃったし…
もうみんな来てるかなぁ…入りづらいなー…」
そう思いながら重い足取りで扉を開け中に入った
その時……
緑「え…あれ！？Aちゃん！？」
切「えっマジか！！Aも！？」
麗「なんでおるん！？」
蛙「Aちゃんもインターン参加してたのね！」
聞きなれた声がして私は勢いよく顔を上げた
そこには制服姿の緑谷くん、切島くん、お茶子ちゃん、梅雨ちゃんがいて
そのすぐ横にはビッグ3の3人もいる
あ「な、なんでいんの！？」
聞けばインターン先の事務所がチームアップ要請で呼ばれたので
一緒に参加するとのこと
私の背中からは冷や汗が止まらなかった
蛙「ｹﾛ…でもAちゃん1人…？
どこの事務所かしら」
麗「もうコスチューム着とるし…」
あ「え、ええと……」
どう誤魔化すか考えていた時
？「わしじゃよ」
小さい黄色いお爺さんが私たちの元へ歩いてきた
え……誰？？
緑「グラントリノ！？
え、でも僕のインターン断っ……え！？」
グラントリノと呼ばれたお爺さん
え……ほんとにだれ？
グ「聞いたよ、塚内くんの言ってた子じゃろ？」
あ「あ……はい…」
緑「え…塚内さんって警察の……？」
グ「この子は警察からの要請で動いとる
塚内くんが別件で来れなくなってな。
わしが監督に頼まれた」
麗「え…Aちゃんって何者なん！？」
グラントリノさんのこと言ってよ塚内さん…😅
まぁ緑谷くんたちにももう隠す必要もないんだけどさ……
今まで内緒だった分こうなると焦るよね…笑
緑「あっ、そういえば相澤先生も来てるんだよ！」
あ「……は……？」
緑谷くんの言葉に私の動きは止まる
まさか……
感じた視線を辿ってそちらを見ると……
目を見開いて驚いている相澤先生が立っていた
相「A…お前のインターンについて何も報告受けてないが…
それに、インターン中現場以外は制服着用のはずだぞ」
相澤先生の問いかけにまた冷や汗が止まらない
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作者名：きい | 作成日時：2022年12月8日 17時
