電話 ページ32
さらに数日後……
相「1年生のヒーローインターンですが昨日協議した結果
校長をはじめ多くの先生が"やめとけ"という意見でした」
あ「まぁ……そりゃそうか」
切「えーっ、あんな説明会までして！？」
上「でも全寮制になった経緯から考えたらそうなるか…」
珍しく上鳴くんがまともなことを言った…
相「今の保護下方針では強いヒーローは育たないという意見もあり、方針として
インターン受け入れの実績が多い事務所に限り1年生の実施を許可する…という結論に至りました」
なるほどね……
ホークスに聞いてみようかな…
あ「常闇くん、ホークスに連絡してみる？」
常闇くんにそう聞くと俺もそうしようと思っていたと頷いた
夜、自室にて
あ「あ、もしもし…ホークス？」
ホ「はいはーい…ってA？久しぶり〜
あ、そうそう仮免取得おめでとう」
あ「うん、ありがとう
あのさ…学校でね、インターンの話が出たんだけど
ホークスのとこってインターン受け入れできるかなって思って」
ホ「あーそれね！常闇くんからも連絡来たんだけど
ウチは受け入れ全然構わないよ」
あ「ほんと！？」
ホ「嘘言わんって〜
あ、でもAには別の仕事があるから今回は常闇くんだけね」
あ「え…別の仕事？」
ホ「あれ？まだ話来とらん？
多分もうそろそろそっちに連絡いくと思うからAにはそっちで頑張ってもらうけん
仮免取ったこともあって堂々とヒーロー活動ができるようになったけんね
任される仕事の幅が広がったって公安も言いよったよ」
あ「！そっかぁ…
役に立つと思われてるなら全然嬉しい笑」
ホ「でも俺はAがあんま無茶したり怪我したりするのは嫌やけんね
自己犠牲的な考えはあんまり持たんでほしか」
あ「ホークスだってそんな感じじゃん！」
ホ「俺はほら、No.2やし？笑」
あ「言うと思ったー！No.2でプロヒーローだとしても人間なんだから…
私だってホークスに無茶も怪我もして欲しくない」
ホ「ﾊﾊ…ありがとね
まぁそーゆーことだからケガだけはせんように頑張って」
あ「うん、じゃあまたね」
そう言って電話を切った
それにしても私に違う仕事ってなんだろう……
公安からその"仕事"について連絡が来たのは
それから２日後のことだった
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作者名：きい | 作成日時：2022年12月8日 17時
