一斉攻撃 ページ30
瀬「あの…マジすか？」
？「マジだよね！」
3年生の先輩たちも体操服に着替えていて
言い出しっぺの人がストレッチをしながらそう答えた
天「ミリオ……やめた方がいい」
天喰先輩が壁に顔を向けたままそう言う
あ「……それで喋れるんだ…」
天「形式的にこういう具合でとても有意義ですと語るだけで充分だ
皆が皆上昇志向に満ち満ちているわけじゃない
立ち直れなくなる子が出てはいけない」
波「あ、聞いて知ってる！
昔挫折しちゃってヒーロー諦めちゃって問題起こした子がいたんだよ 知ってた！？
大変だよねぇ通形、ちゃんと考えないと辛いよ
これは辛いよー」
ここにきて初めてあの男の先輩が通形ミリオという名前だと知る
そして先輩方の言葉はA組のみんなを煽るには充分で
常「待ってください…我々はハンデありとはいえプロとも戦っている」
切「そしてヴィランとの戦いも経験しています！
そんな心配されるほど…俺らザコに見えますか……？」
通「うん、いつどこから来てもいいよね
1番手は誰だ！？」
切「おれ…」緑「僕……行きます！！」
あ「……意外」
そして緑谷くんが戦闘態勢に入ったのを合図に
A組のみんなもそれぞれ囲むため戦闘態勢に入る
あ「通形先輩の個性も分からないのにみんな突っ込む気なの？」
私はみんなより距離をとって戦闘態勢に入…ろうとした
しかし
ﾊﾟｼｯ
あ「え……」
後ろから手を掴まれ振り返るとそれは相澤先生で……
相「お前はあいつらを見ておけ
お前の個性はいくら相手がビッグ3でも有利だからな」
そう言われ私は戦闘態勢に入るのを辞めた
相澤先生の隣でみんなの様子を見守る
それより……掴まれていた右腕がまだ熱くて
隣にいるだけなのに心臓が大きな音を立てていた
あ「……ずるいよなー…」ﾎﾞｿｯ
相「？悪い聞こえなかった、なんか言ったか？」
あ「なんでも…///」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きい | 作成日時：2022年12月8日 17時
