ビッグ3 ページ29
数日後……緑谷くんが爆豪くんより一日早く謹慎が解け……
相「じゃ緑谷も戻ったところで本格的にインターンの話をしていこう
入っておいで」
相澤先生が教室の外に向かってそう声をかける
あ「ん？なに…？」
相「職場体験とどういう違いがあるのか
直に体験している人間から話してもらう
多忙な中都合を合わせてくれたんだ、心して聞くように
現雄英生の中でもトップに君臨する3年生3名……」
その言葉と共に教室に入ってきたのは
男子2名、女子1名の3年生の先輩たち
相「通称ビッグ3の皆だ」
ビッグ3……そーゆー人達がいるのは聞いたことがあったけど
この人たちがそうなんだ
相「じゃ手短に自己紹介よろしいか？天喰から」
天喰と相澤先生に呼ばれた男子生徒が
目を見開いて1歩前に出てくる
その視線は鋭く私達も一瞬で怯んだ
あ「おぉ……迫力が……」
だけど……
天「ダメだミリオ……波動さん…
ジャガイモと思って臨んでも…
頭部以外が人間のままで依然人間にしか見えない……」
あ「ジャ…ジャガイモ？」
その後は私たちに背を向け縮こまってしまった
えーと……これがビッグ3の1人…？
代わりに説明してくれた波動先輩という女の人は
美人だけどよく喋る人でなんだか幼稚園児のようだ
あ……やばいこのままじゃ……
相「合理性に欠くね？(ꐦ^^)」
あ「やっぱり…」
相澤先生が怒っていて最後の1人が慌てて
？「イレイザーヘッド安心して下さい！！
大トリは俺なんだよね！！」
と言った
？「前途ー！！？」
全「……？」
？「多難ー！っつってね！
よぉーし掴みは大失敗だ」
相澤先生が捕縛布に手をかけさらに焦りだしたその人
大丈夫かなこの人達……私も心配になった
？「まぁ何がなにやらって顔してるよね！
必修ってわけでもないインターンの説明に突如現れた3年生だ
そりゃわけないよね
……1年生から仮免取得…だよねフム…
今年の1年生って凄く…元気があるよね…
そうだねぇ…何やら滑り倒してしまったようだし……
君たちまとめて俺と戦ってみようよ！！」
全「え……えぇーっ！？」
？「俺たちの経験をその身で体験した方が合理的でしょう！？
どうでしょうねイレイザーヘッド！！」
相「………好きにしな」
相澤先生の許可が降り、私たちは体操服に着替え体育館へと移動した
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作者名：きい | 作成日時：2022年12月8日 17時
