盗み聞き ページ14
全寮制となって数日……この生活にも慣れた頃
公「雄英高校が全寮制になったことは聞いたわ
今まで以上に貴方が動きづらくなるでしょうから
こちらも警察と相談して貴方に送る案件を考えるわ
くれぐれも情報漏洩には気をつけること
このことが公になれば私たち公安や警察の立場が無くなるから」
あ「分かってます
迷惑ばかりかけてしまっているので少しでも貢献できるように協力させて下さい。」
公「そうね、よろしく頼むわ
それと…こないだは叩いて悪かったわね」
あ「いえ…私が悪いので」
公「まぁこれからも頑張りなさい」
あ「はい…」
ﾋﾟｯ
そう言っていつもの校舎裏で電話を切った
あ「そろそろここで電話するのも怪しまれるかな…」
あの事件以来より一層監視の目が光るようになった雄英
あちこちに監視カメラ等が設置されているのを知っていた
あ「悪いことしてるわけじゃないけど…
隠し事は良い気分でもないしな」
そんなことを呟いていると……
ｶﾞｻｶﾞｻ…
いつかの時みたいに森の方から音がして
あ(また相澤先生……とか？)
と思っていると……
心「……」
体操服を着たあのC組の心操くんだった
心操くんは私の顔を見て気まづそうにしている
心「ごめん…今の電話？聞くつもり無かったんだけど…さ」
その言葉に私は驚いて固まった
え…待て待て聞かれた！？どこから？全部！？
あ「……ちなみにどこから…？」
心「お疲れ様です。公安委員長……のとこから」
最初っから全部やないかいっ！！
ごめんなさい公安委員長……。
言ったそばから聞かれてしまいました。。。
心「えっと…公安ってあの公安…だよな」
あ「……あー…」
もう誤魔化しきれない
私は観念して話すことにした
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作者名：きい | 作成日時：2022年12月8日 17時
