狙い ページ1
そいつの口から鋭い刃のようなものが伸びる
あ「って…切れた！！
これで個性使えないのはちょっとやばいんじゃないの！？」
腕を掠りそこから血が滲む
必死でそいつの攻撃を避けていた時だった
"A組B組総員……
プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する！！"
というマンダレイのテレパスが響いた
イレイザーヘッド…相澤先生
きっと身を守るために個性を使えってことだね
あ「っ待ってました！！」
私と爆豪くんは一気に個性を発動させた
ﾊﾟｼｯ……ｸﾞﾘｯ
両手を合わせて捻じると目の前のヴィランも同じように捻れる
そこに爆豪くんが至近距離でそいつの顔に攻撃をした
ヴ「うぅ……あぁっ……耐えなきゃ……仕事」
あ「化け物かよ…」
それでもさらに個性を使ってきたヴィランに
私と爆豪くんは1度離れる
その時だった
"ヴィランの狙いの1つ判明！！
生徒のかっちゃん、Aちゃん！！
2人はなるべく戦闘を避けて！！
単独では動かないこと！！！
分かった！？かっちゃん、Aちゃん！！"
と新たなテレパスが聞こえた
あ「爆豪くんと私……？
ってゆーかこんな時に2人一緒って運悪すぎでしょ」
爆「かっちゃかっちゃうるっせんだよ頭ン中でぇ……
クソデクがなんかしたなオイ
戦えっつったり戦うなっつったりよぉ…ぁあ！？」
あ「顔怖…ヴィランと変わんないんじゃない？」
爆「ぁあっ！？うっせェ！！」
というかあいつの個性厄介だな
見るからに場数を踏んでるような動き方だ
個性そのものが使えなくなればいいのに……
あ「"口閉じろ"」
個性を使えばそいつの口はブチブチと音を立てて閉じていく
ヴ「！？んんっ…………」
爆「っ気色悪ぃ…」
あ「おぇっ……自分でやったけどこれは見るのキツ」
ワイヤーを引きちぎって閉じられた口は
血だらけで見ていられない
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作者名：きい | 作成日時：2022年12月8日 17時
