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なんだかんだで公開討論会当日
私たちは警備しながら2人の発表を聞いていた
木「……以上が図書館の自主規制について
市内の中学生3000人に取ったアンケートの結果です
僕らが過度な規制を望んでいないと分かって頂けたでしょうか？
本を読む子供は皆、純粋に本が好きで
大人達がテレビや映画で感動するようにただ感動したいだけなんです
本を買うお金が少ない僕らからどうかこれ以上読書の自由を奪わないでください！
最後に今回一緒に意見をまとめてくれた吉川くんから一言！」
吉「えっ！？えっと……
っ荒野のカナ！！続き読ませてください！！
あれほんと面白いので！！」
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
発表を終えると鳴り響く拍手に2人も嬉しそうな表情で礼をする
会「っ待ちなさいあなたたちっ！！！」
あ「！え…」
その時、突然考える会の会長が立ち上がってこう叫んだ
会「こんな発表をして…何のつもり！？
私たち大人に黙って従っていればいいものを…
判断力の未熟な子供が私達と同列で論ずるのは間違っています！！
……ましてやこんな花火でイタズラするような子の意見なんて！！」
笠「異議あり！！！」
あ「郁ちゃん…」
笠「子供たちは…
子供たちはきちんと謝罪して会長さんもそれを受け入れたじゃないですか！！
そんなふうに責めるのは…間違ってると思います！！」
会「！！！」
郁ちゃんの言葉に私も意を決して発言する
あ「…それに、子供たちの発表は内容もまとめ方もしっかりしていました！
決して未熟だと一蹴できるものではなかったはずです！」
木、吉「……！！」
それから会長は何も言えず
子供たちの発表は良い評価をされる形で幕を閉じた
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作者名：きい | 作成日時：2023年2月11日 2時
