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午後、格闘技訓練
あ「ﾊｯ！！」
ﾊﾞﾀﾝｯ
笠「やぁっ！！」
ﾊﾞﾀﾝｯ
女「笠原〜A〜あたし達じゃあんたらの相手は無理！」
同じ女性隊員たちにそう言われてしまい私と郁ちゃんは顔を見合せた
最初は私が身長低いせいかみんな私と組みたがってたのに……
格闘技訓練は苦手意識が高かったのでなめられないようにめちゃくちゃ努力をした
その結果がこれだ
女「男と組みなよーそれでも勝てるって！」
その言葉に私の心臓がドクンと嫌な音をたてた
笠「男とって……」
男「え！じゃあAさん！俺と組もうよ！！」
男「その後俺と！！手加減するからさ！」
あ「っ…」
男「笠原俺と組もうぜ！！
こんなのでも女と組んだ方が楽し〜」
笠「こんなの……？怒」
その時だった
堂「アホか貴様ら！！下心丸出しだ！！！
笠原、Aは俺と組め
こいつらとは組ませられん」
あ「堂上教官…」
堂上教官はそう言ったものの
私にとっては男子も堂上教官も同じで……
男「堂上教官ずっりー」
堂「見くびるな
これに女を感じるほど飢えていない」
クイッと視線を郁ちゃんに流しながらそう言った堂上教官
笠「ｶｯﾁｰﾝ
…大丈夫ですか教官？あたしよりだいぶ背がお小さくておられるようですけどあたしの奥襟までお手が届かれます？」
煽られた郁ちゃんはそう煽り返したが…
スタートの合図が鳴った瞬間、秒殺で投げられてしまった
堂「受け身くらいまともに取れるようになってからそういう口は聞くもんだ
俺よりだいぶ背がお高くておられるようだが
1度くらいは畳、拝ませてくれるんだろうな？」
郁ちゃんの性格上、きっと……このけんかを買う気がした
堂上教官が背を向けた瞬間…
ﾄﾞｶｯ！！！！
背中にドロップキックをかました郁ちゃん
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作者名：きい | 作成日時：2023年2月11日 2時
