防衛部のお姫様 (ページ36)

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あの事件の後……

郁ちゃんたちの部屋にお呼ばれしみんなでニュースを見ていると

『速報です
若い女性ばかりを狙った連続通り魔殺人事件の容疑者が逮捕されました
猟奇的な手口で日本中を震撼させたこの事件
容疑者は東京都在住17歳の少年です

容疑者の少年の部屋の映像が入りました
本棚はぎっしりと本で埋まっています
中には残酷な描写もあり……』

柴「出たよこーゆー事件のメディア批判
…？これってもしかして……」

笠「何のギャグかあのツンツン頭ぁー！！！」

あ「わっ！何郁ちゃん……どーしたの？」

麻子ちゃんの言葉を遮り叫んだ郁ちゃんに

私と麻子ちゃんは驚いて振り返る

郁ちゃんはニュースなんて全然耳に入って無かったようで

悩みを私たちに話し始めた

柴、あ「付き合ってくれって…言われたぁー！？」

笠「突然すぎて何が何だかさっぱり！」

あ「なんか…意外だね…
手塚くん、郁ちゃんのこと好きそうには見えなかったけど……」

笠「だよね！！
あの態度がどう転んでいつの間に……そのあ、あたしを…ねぇ！？」

柴「好きになったのかってー？
笠原……その展開……面白い♡」

あ「麻子ちゃん…笑」

柴「で？で？あんたは何て答えたのよ」

笠「か…考えさせてって……」

柴「ｱﾊﾊヘタレー！！」

笠「うるさーい！！！」

柴「試しに付き合ってみるって選択肢はないわけ？」

あ「お試し……！」

笠「はぁ！？」

柴「真面目なのは間違いないし大事にしてくれるかもよ？」

あ「たしかにねぇ…」

笠「Aまで！」