防衛部のお姫様 (ページ28)

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小「そうだね…
正しかったら何言ってもいいわけじゃない

とにかくこのメンツで書庫をどう回すかだ」

ポンポンと小牧教官に背中を叩かれる

あ「ごめん手塚くん、私も言いすぎた。」

手「いや…」

堂「他の図書館からのリクエスト処理も業務のひとつだ
その伝票を回してもらおう
笠原はそれを担当しろ

夜までに終わらせればいい、焦らずやれ
その代わり書架配置をきちんと覚えろ」

笠「…はい」

堂「当館リクエストその他業務は当面4人で回すぞ、やれるな」

手、あ「はい」

それから数分後のこと

柴「こんにちは〜伝票お届けに上がりましたぁー！」

あ「麻子ちゃん！」

笠「柴崎！？」

麻子ちゃんは伝票を堂上教官に渡しながらクネクネと

語尾に♡をつけながら話す

相変わらずだなぁなんて思っていると

柴「じゃあこの子達ちょっと借りていきますね！」

と私と郁ちゃんの手を引っ張る

笠「ちょっと柴崎！？」

柴「お昼ご飯まだでしょー？付き合ってよー」

あ「えっ！ちょ…麻子ちゃんっ」

小「ｱﾊﾊついでに俺たちの分昼飯何か買ってきてー」

そう言って笑う小牧教官と行ってこいと言う堂上教官に

麻子ちゃんの行動の意味が分かった私は足を止めた

柴「A？どーしたのよ」

あ「麻子ちゃん、郁ちゃんふたりで食べて？
私やっぱり残る」

柴「……そう、分かったわ笑」

郁ちゃんはえ？え？と私と麻子ちゃんを交互に見ていたが

麻子ちゃんには私の意図が伝わったようだ

郁ちゃんは麻子ちゃんに引っ張られ書庫を出て行った

小「あれ？行かないの？」

あ「堂上教官ですよね？
麻子ちゃんに連れ出すよう頼んだの」

堂「…なんのことだ」

あ「違ってたならすみません笑
でも私まで行ってたら多分郁ちゃん
ずっと私に謝ってきそうで…気分転換出来ないかなって思って」

小「…それで戻ってきたんだね」

あ「郁ちゃんのことは麻子ちゃんに任せた方が1番なんで笑」

堂「お前はよく見てるな周りを」