防衛部のお姫様 (ページ23)

今日:33 hit、昨日:12 hit、合計:22,816 hit

22 ページ23

やっと半分地点に着き、しばらく休憩となった時

私は木陰に座り込んで息を整えていた

小「大丈夫？ペース上げてたけど…」

あ「あっはい！大丈夫です！
スコップまで持って頂いたのに遅れるわけにいきませんから」

小「まだ半分あるからあまり無理はしないようにね」

あ「はい
あの…小牧教官」

小「ん？」

あ「ほんとにクマ…出ますかね……」

小「……ﾌﾟｯ
あぁ…大丈夫だよ
俺が知る限りじゃ野外行程で実際にクマが出たことなんか1度もないからね」

小牧教官の言葉に私は心からホッと安心した

それを見て小牧教官は何がおかしいのかクスクスと笑う

あ「なんでそんなに笑うんですかー」

小「いやぁごめんね笑
クマに怯えるAさん可愛いなって」

あ「かわっ…///
別に怯えてたわけじゃ……」

小「まぁみんな居るからそんなに怖くないよ」

あ「……はい」

後半も頑張ろうねと頭を撫でられ堂上教官の元へ行ってしまった

小牧教官を私の目は自然に追っていた

子供扱い……されてるのかな…私