☆ ページ9
そしてついに夕方…
私はお茶子ちゃんたちに謎の決意表明をして
チョコを手に教師寮へと向かった
教師寮へ行くとちょうどミッドナイトがいて
私の手にあるチョコを見て
頑張りなさいと頭を撫でてくれた
相澤先生の部屋の前…
あ「ﾌｩｰ…」
ｺﾝｺﾝ
相「はい」ｶﾞﾁｬ
相「A？どうした？」
あ「あ、えと…入っても？」
相「？あぁ…」
相澤先生の部屋へと入れてもらうと
早速タマが私の足元に擦り寄ってくる
それを撫でながらも私はすぐに相澤先生の名前を呼んだ
あ「相澤先生」
相「ん？」
あ「これ…」
チョコをゆっくり差し出すと
相澤先生は大して気にした様子もなくあぁとだけ言った
去年も渡してるからか義理と思われているのだろう
その反応がなんだか悲しくて
私は思いきって口を開いた
あ「あのね。義理じゃないの…これは特別。
先生としてとか保護者としてとかじゃなくて…
相澤先生のことが好きだから、その気持ち」
そう告げると相澤は一瞬動きを止め目を大きく開く
しかしすぐに無表情へと戻る
少しの沈黙の後相澤先生は話し出した
相「…それならこれは受け取れない」
あ「え…」
相澤先生のその言葉に私はふいていた顔を上げる
そこには少し気まずそうな顔をした相澤先生がいた
相「俺はAの気持ちには答えられない、悪いな」
その瞬間私の手からチョコが床に落ちる
あ「あ…ごめんなさい…
えと、そっか。うん、分かった」
先生の顔を見たら泣いてしまいそうで
私は目を合わせずに早口でそう告げると
落ちたチョコを拾い相澤先生の部屋を飛び出した
相「っA！」
後ろから相澤先生の声が聞こえたけど
私は無視してとにかく走って寮に戻る
ふら…れた…
そっか…そっかぁ
あ「ダメだったか……」
寮に戻ると待ってましたとお茶子ちゃんたちがこちらを見たが
手に持った崩れたチョコを見て
無言で私を抱きしめた
あ「ごめんっ…ダメだったぁ泣」
麗「Aちゃん…」
お茶子ちゃんの腕の中でしばらく泣き続けた
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きい(プロフ) - こたさん» ありがとうございます！！ (3月24日 14時) (
レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
こた - めちゃおもろかったです！！イレイザーがパパしてて尊かったです(？) (3月14日 7時) (レス) @page24 id: 84bb271225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい | 作成日時：2022年7月22日 21時
