☆ ページ5
あれからすっかり私の愛用となったマフラー
学校までの距離はたった5分程だけど
毎日欠かさずに巻いて登下校していた
あ「ただいまーっと。何してんの？」
学校が終わって寮に帰り、マフラーを解きながら
リビングのテレビ前に集まっていた上鳴くんたちに声をかける
上「おっ！いーところに！
こないだ借りた映画見んだけどさぁ
Aも見ねー？」
あ「映画？見る見る！暇だったし」
上鳴くんの他には珍しく爆豪くんもいて
所謂爆豪派閥と呼ばれるメンバーたち…
それに響香ちゃんや美奈ちゃんもいた
1度荷物を置くため部屋に戻り、着替えてリビングへ
あ「映画ってなんの映画ー？」
何気なく聞いてみると何故か瀬呂くんがニヤっと笑ったが
上鳴くんたちもまぁまぁ見てなって…と教えてくれなくて
その事に何だか嫌な予感がしつつも
大して興味無さそうに堂々と座っている爆豪くんの隣に腰掛けた
その数十分後……
あ「……ぎゃあああ！！！ホラー映画なんて聞いてない！！！」
上鳴くんたちが流したのはホラー映画で
ゾンビ系とかではなくガチの心霊系だ
この手のものは大の苦手な私は即号泣しながら叫んだ
それを面白そうに笑う上鳴くんや瀬呂くん
私は思わず隣の爆豪くんの服を掴み助けを求めた
あ「うぅっ…ｸﾞｽｯ」
しかし
爆「ﾊｯ んな作りもんでビビりすぎだろ
つーか服が伸びる離せやコラ」
と言われ私は一気に絶望した
あ「っ…も…やだ泣」
部屋に戻りたいがさっき出てきた霊がフラッシュバックして
1人で戻るのが怖い
ガチ泣きしているとさすがに申し訳ないと思ったのか
瀬呂くんが私を呼んだ
瀬「悪かったってA
そんな泣くと思わなかったからなー
ほら、こっち来い」
と自分の隣をぽんぽんと叩きながら瀬呂くんは言った
こーゆー時意外にも瀬呂くんは紳士なのである
私はｸﾞｽｯと鼻を鳴らしながら瀬呂くんの元へ移動しようとした時…
ｸﾞｲｯ
あ「え…」
手を引っ張られ体制を崩し、後ろに倒れると
すぐ後ろに不機嫌そうな爆豪くんがいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きい(プロフ) - こたさん» ありがとうございます！！ (3月24日 14時) (
レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
こた - めちゃおもろかったです！！イレイザーがパパしてて尊かったです(？) (3月14日 7時) (レス) @page24 id: 84bb271225 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きい | 作成日時：2022年7月22日 21時
