私は先生の特別になりたい (ページ46)

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★ ページ46

相「まぁまだ精神的に不安定な部分があるので

そういったケアは必要ですが…

AにとってはA組の奴らがその役割を担ってくれてると思います

高宮さんにはエリちゃんのことでも頼りっぱなしですし

ご自身の仕事も大変でしょう」

と言うと高宮さんはとんでもないと首を横に振った

高「リカバリーガールの補助としてケアをするのも私の仕事ですから

それに…私、相澤先生のお手伝いがしたいんです！///

相澤先生こそ大変でしょう…？

だから私は相澤先生の負担を軽くしたいんです！」

と顔を赤くして言った

…つまりAのためではなく俺のために、、と

この発言に前にも感じていた高宮さんの気持ちを確信した

…ダメだな…Aのことになると

教師としての自分を忘れてしまう

相「そーゆーことならお断りします」

高「え…」

相「俺はAやエリちゃんのことを負担だと感じたことはありません

それに…Aやエリちゃんの為を思ってのことなら

有難く頼らせて貰いましたが

俺の手伝いとしてということなら必要ありません」

高「あ…すみませんっ…そんなつもりじゃ…

ごめんなさい……言い方を間違えました

もちろんAちゃん達の心を軽くしたいと本気で思ってます！

でも私…前から相澤先生のことが好きだったので…つい…」

ポロッと涙を流しながらそう言った高宮さん

泣かせたことには罪悪感が湧いたが

それでも俺はこの人の気持ちには答えられない

中途半端に言うよりハッキリ言った方がいい

相「俺は貴方の気持ちには答えられません

そもそもプロヒーローとしていつ何があるか分からない身で

恋愛する気もありません」

そう言うと高宮さんは

高「…分かってましたよ、私の一方通行だって…

だから気持ち伝えられて良かったです

あまり良い告白の仕方ではありませんでしたが…

不快にさせるような言い方をしてすみませんでした」

相「いえ…それは俺もなんで」

高「いいんです、私が悪いので！

でも…恋愛する気はないって…

好きな人に想いは伝えないんですか？」

スッキリとした表情になった高宮さんは

俺にそう尋ねてきた

…やっぱり俺の気持ちがバレてるのか

そう考えていたのが顔に出ていたのか高宮さんは笑い出す

高「ﾌﾌｯ他の人は分かりませんが私はすぐ分かりましたよ？笑

だってその子を見る目や声色が全然違うんですから」