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今朝、ホームルームを済ませ教室を出ようとすると
Aに呼び止められ振り返る
昨日のことか？怒ってるようにも感じ俺は謝った
しかし
あ「…駅に送るだけじゃなかったの？」
と悲しそうな顔でAに言われ
何故か俺の胸は締め付けられた
昨日の駅での出来事を話そうと口を開いた時
校長からの呼び出しの放送が入る
なんてタイミングの悪い…
まだ不安そうな顔のAを置いていくのは心苦しいが
校長からの呼び出しを無視する訳にも行かず…
相「あー悪い、この話はまた今度な」
と言うと俺から目を離してAは小さく頷いた
Aの様子が気になりつつも校長室へ向かう…
ｺﾝｺﾝ
相「失礼します。相澤です」
校長室のドアを開けると、見知らぬ男性と校長がいて
振り返った男性は高そうなスーツを身にまとい
身なりの整った方だった
男「…この方が…イレイザーヘッドさんですか？」
大方、ヒーローらしくないとでも思っているんだろう
驚いたような顔で俺を見てくる男性
校「相澤くん、いきなり呼び出してすまなかったねぇ！
実はね、こちらの方が相澤くんに会いたいと来てくださったのさ」
男「えぇ、初めまして。
私はこういうもので…」
名刺を出され受け取るとそこには高宮清と書いており
一番端には代表取締役社長とあった
相「…あぁ、高宮さんの…」
高父「えぇ！そうです、先日は娘を助けて頂き…
本当にありがとうございました。
お礼が遅れて申し訳ない」
相「いえ…」
高父「昨日も助けて頂いたそうで…
何度もご迷惑をおかけしました🙇♂️」
深々頭を下げる様子を見て昨日の高宮さんと重なり
やはり親娘だなと呑気に思った
高父「私の会社のことで幼い頃から娘に
何度も怖い目に合わせてしまい…
2年前ボディガードが亡くなったこともあり
もうボディガードをつけることはしたくないと
一時期塞ぎ込んでしまって…」
校「その話を聞いて今こちらから高宮社長に提案していたところさ！
お嬢さんの安全も兼ねて雄英で働くことはどうかって」
相「雄英で？」
校「教師免許は持っていないから
事務員兼リカバリーガールの補助をしてもらうのさ！
聞けば彼女の個性は癒し…
リカバリーガールの補助にぴったりじゃないか！」
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作者名：きい | 作成日時：2022年7月16日 8時
