元ヴィランでもヒーローになりたい (ページ49)

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次の日、学校で

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

蛙「Aちゃん、おはよう」

麗「おはよー！Aちゃんっ！！」

教室に入るとみんながいつも通り笑って挨拶をしてくれた

昨日のことがあり、みんなの変わらない優しさに私は何だか少し泣きそうになった

あ「…あのさみんな…ありがとﾆｺｯ」

そう言うとみんなは一瞬キョトンとしたあと何のことか分かったようで笑顔で頷いてくれた

あ「緑谷くん、昨日塚内さんに聞いた

みんなが怪我しなくて良かった」

緑「Aちゃん…

あっあのさっ！！僕たちにももっと頼っていいからね！」

照れながら緑谷くんは顔の前でガッツポーズをした

周りのみんなも頷きながらこちらを見ていて

嬉しくなって私も頷き返した

それからチャイムが鳴り相澤先生が入ってきて

合宿についての説明があった

いつもの場所ではなく、当日まで行き先は明かさないそうだ

こうなったものの合宿自体をキャンセルにしないあたり

さすがは雄英だな

相「それとお前らには伝えておく

ヴィランの目的にAも含まれている以上

Aを1人にはさせないでくれ」

八「もちろんですわ！」

飯「分かりました！！

1-AみんなでAさんを守り抜きます！！」

あ「うげ…飯田くんが言うとなんだろう、暑苦しい…😑」

瀬「まぁそう言ってやんなって！

みんなお前がそれだけ大事なんだよ」

うぅ…照れること言いやがって瀬呂くんめ！

すると今まで大人しく黙っていた

あの爆豪のかっちゃんが舌打ちして緑谷くんに言った

爆「ﾁｯてめぇ…骨折してでも殺しとけよ」

相「…」

その発言にみんなから一斉ブーイングを食らうが

私のことを心配してくれたのではないかと勝手に解釈することにして

あ「かっちゃんかっちゃん！

私のこと心配してくれてるんだよね、うんうんありがとうー」

と離れたとこにいる爆豪くんに手を振ると

顔を真っ赤にしながら急に怒り出した

爆「誰がてめぇみてーなクソ女心配するかよっ！！！

調子乗んなカス！！あとかっちゃん言うな！！！怒」

ﾎﾞﾑﾎﾞﾑと手を爆発させて怒る爆豪くん

あ「酷い言われようだな！」

いつものように更に煽りそうになったが

相澤先生の捕縛布に手をかけた瞬間が見えたので

私はそれ以上何も言わないことにした

相「ﾊｧ…」