元ヴィランでもヒーローになりたい (ページ5)

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翌日の小テストでは勉強の甲斐あってかいつもより良い点が取れて

プレゼントマイクもびっくりした顔をしていた笑

どうだと得意げに相澤先生の元へ行くと

相「これくらいで満足するな

前よりは上がったが平均よりは下だぞ」

と軽くあしらわれ

あ「ちょっとくらい褒めてよー

頑張ったのにぃ！！」

とグチグチ言いながら教室へ戻った

そしてその午後、ヒーロー基礎学の授業

いつものように相澤先生からの説明が始まった

相「今日のヒーロー基礎学だが…

俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見ることになった」

ん…？なった…？

その言葉に違和感を覚えながらも話を聞く

瀬「はいはーい！！何するんですかー！！」

相「災害水難なんでもござれ

人命救助訓練だ！！」

あ「ござれって…ｸｽｸｽ」

相「ｷﾞﾛｯ」

あ「ﾋｯ…」

上「レスキュー…今回も大変そうだな」

芦「ねー！」

切「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ！？」

蛙「水難なら私の独壇場ケロケロ」

相「おい、まだ途中」

相澤先生の視線にみんな大人しくなる

相「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない

中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな

訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく

以上準備開始」

その言葉にみんなが立ち上がり準備を始めた

それにしてもさっきの言葉…

実はこの数日前、雄英高校のセキュリティが突破され校内が

パニックになった事件があった

その時は飯田くんのおかげでその場は収まり

結局マスコミが押し寄せすぎたことが原因だと判明したのだが…

多分その事件があったことで念の為警戒しようということだろう

そして着替えが終わって教室の外に出た時

相澤先生が待っていて私に向かって手招きをした

あ「どしたの先生」

相「いや、お前念の為俺の近くにいとけ」

あ「念の為…ねぇ…」

相「大丈夫だ、危険なことじゃない」

あ「……分かった！」

その様子を遠くから見るクラスメイトたちは…

麗「なんの話しとるんやろ」

峰「あれは…！秘密の密会…///」ﾄﾞｺﾞｯ

上「や、やっぱりあの二人っ///」

なんて会話をしていたのだった

そしてみんな揃ってバスに乗り訓練場へ

私は相澤先生の隣

みんなは後ろでわいわいと個性の話をしていた