◇ ページ39
丸めた教科書で容赦なく叩いてくる爆豪くん
しかし教え方はめちゃくちゃ上手くて分かりやすい
試験範囲の勉強の半分を終わらせることが出来た
あ「おぉ！まだ半日でここまで…
私ってやれば出来るんだ！」
爆「調子乗んなクソ！本番で取らなきゃ意味ねーんだよっ！！」
切「俺もイケそうな気がしてきたぁ！！」
あ「頭使ったらお腹空いたねー
休憩がてらお昼にしよ！何食べたい？」
切「A作れんのか！？」
あ「え、なんでそんな意外そうな顔してんの笑」
爆「ちゃんと食えんのか」
あ「失礼な！！相澤先生が健康でいられるのは私のおかげなんだからね！」
相「俺がなんだ？」
あ「わっ！びっくりしたぁ…」
いきなり背後から声がして振り向くと
タマを抱えた相澤先生がゆっくりと歩いてきた
相「勉強は進んでるか」
切「はい！バッチリっす！
半分くらいおわりましたよ！」
相「ほぅ…結果が楽しみだな」
あ「今から休憩でお昼ご飯準備しよーと思って！
何が食べたいか聞いてたとこ！」
切「Aが料理してるとこ想像出来ないんでびっくりしてたとこです！」
相「なるほどな」
あ「いいよーだ…みんなして馬鹿にして…
もう作るから！炒飯でいいでしょ！」
キッチンへ行き黙々と料理に取り掛かる
途中でリビングを見ると相澤先生が2人の勉強を見てあげていた
あ「ずるーい！私も答え教えてよ！」
相「解き方を教えてるんだ」
文句を言いつつ人数分の炒飯と卵スープを作り終え
テーブルに並べる
あ「タマー！ご飯だよ〜」
と言うと相澤先生の膝から降りてこちらへ走ってきたタマ
相澤先生たちにも声をかけみんなで食卓に着いた
切「おぉー！美味そう！！」
爆「クソ女にしてはやるじゃねぇか」
あ「下に見すぎなんですけど」
相「ケンカするな、ほら食べよう」
皆「いただきまーす」
さすがは成長期の男の子
大盛りにしたがすぐに完食した
少食な相澤先生が2人に自分の分を分けていて
あ「相澤先生ダメだよ！ちゃんと食べなきゃ！
ちゃんと切島くんたちの分おかわりあるから！」
と言うと切島くんたちは嬉しそうにおかわりしてくれて
相澤先生は大人しく残りの炒飯を口に運んでいた
切「いやぁーでもこうして見ると先生たち恋人みたいっすね」
あ「こ！？///」
いきなりのことにお茶を吹き出しそうになる
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作者名：きい | 作成日時：2022年2月28日 19時
