◇ ページ37
そして1週間の職場体験が終わり……
相「えー…そろそろ夏休みも近いが
もちろん君らが30日間休める道理はない」
皆「まさか…」
相「夏休み、林間合宿やるぞ」
皆「知ってたよー！！やったぁ！！」
芦「肝試そーっ！！」
峰「風呂！！」
蛙「花火」
飯「カレーだな…！」
各々がワクワクした表情で盛り上がっている
私ももちろん初めてなので楽しみだ
相「ただし…」
相澤先生の声に一瞬で静まり返る教室
相「その前の期末テストで合格点に満たなかったやつは…
学校で補習地獄だ」
あ「はぁ！？」
切「みんな頑張ろーぜ！！」
瀬「はは！Aやべーじゃん笑」
あ「もっと早く言ってよー！！！」
相「お前は普段からもっと勉強するべきだ」
私を林間合宿に行かせない気か？先生は！
ぐっ…こうなったら意地でもいい点取って林間合宿行ってやる
上「おぉ…！Aがやる気だ！！
俺も負けてらんねーよ！」
こうして私の期末テストに向けての猛勉強が始まった
のだが……
期末テストまで残り1週間
私の状況はというと…
あ「うぅ…泣
どこが分からないのかすら分からない…泣」
緑「あ…(^^;)
大丈夫？」
峰「期末は中間と違って演習試験があるのが辛ぇとこだよな」
私の隣で余裕そうにそう言う峰田くん
聞けばなんと峰田くん、20位中9位だったらしい
あ「峰田ぁーっ！！
同族じゃないんかい！！
峰田くんみたいなのは馬鹿で初めて愛嬌出るんでしょーが！
どこに需要あるんだよっ！！」
峰田くんの首を掴んで思いっきり揺らす
緑「ぎゃーっ！！Aちゃんっ、峰田くん死んじゃうっ！！」
峰「( ꒪Д꒪)」
緑「Aちゃん、が…頑張ろーよ！
やっぱ全員で林間合宿行きたいもんね！」
あ「えぐっ…泣緑谷くん…！」
轟「普通に授業受けてりゃ赤点は出ねぇだろ」
あ「ｸﾞｻｯ…う…轟くん泣」
緑「と、轟くんっ(ｰｰ;)」
轟「？」
この天然ボーイめ…
くそ…余裕のあるやつは違うな…
このままじゃやばい…
試験勉強だし相澤先生に勉強見てもらうのはずるな気がして嫌だ
ヤオモモに教えて貰うか…？
いやでもヤオモモの説明は頭良すぎて私には難しい…
他の子達はヤオモモに教えて貰うみたいだけど
んー…どーしよっかなー…
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作者名：きい | 作成日時：2022年2月28日 19時
