元ヴィランでもヒーローになりたい (ページ4)

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雄英高校に入学してから早3ヶ月…
⇒時系列バラバラなのでご了承ください💦

もうみんなとも打ち解けて仲良くなれた

相「A、帰るぞ」

ホームルームが終わって相澤先生が私にそう言うと

クラスのみんなが一斉に私の方を向いた

麗「えぇー！Aちゃんって相澤先生と帰っとるん！？」

あ「いつもだよ〜まぁ保護者みたいなもんだからね〜」

耳「保護者…？」

あ「じゃあ置いてかれるからまた明日ねー！」

そう言ってAは教室を出て行った

上「もしかして付き合ってんじゃね？？」

峰「教師と生徒っ///」ﾄﾞｶｯ←殴られる音

蛙「何か事情があるんだわきっと」

八「そうですよ、あまり詮索するものじゃありませんわ」

そんな会話をしていることは知らず私は職員室へ向かった

あ「しつれーしまーす」

プ「よぉ！A〜！

今日の小テストは散々だったなァ！！笑」

あ「わぁー！！！言わないでプレゼントマイク！！」

相「ほぉ」

あ「ﾋｯ…」

相「帰ったらみっちり復習だな」

あ「あ、相澤先生英語できるの？」

相「教えるくらい出来る、早く帰るぞ」

あ「は…はい…」

首の後ろを捕まれ引きずられながら私は職員室を後にした

笑いながら手を振るプレゼントマイクを睨みながら…

あ「あのね先生、英語だけちょーっと苦手なだけでね」

相「お前、こないだもそう言って数学赤点だったよな」

あ「…そーだっけ？

あ、英語と数学が苦手なんです！そーなんですよ！」

相「…はぁ。お前はもっと普段から勉強する癖をつけろ」

あ「えーだって今まで勉強なんてしたことなかったんだよ？

…あ…」

言った時しまったと思った

相澤先生の顔が少し歪んだのが分かった

ヴィランとして生きていた時は勉強なんてしてないし

6歳から14歳までの学力を取り戻すのでさえ難しかったのだ

あ「あ…えと…勉強頑張りマス」

相「無理はしなくていい」

そう言って私の頭を撫でる相澤先生

少し気まづい空気を残しつつ先生の家に到着

気まづい空気はそこまで

ご飯を食べてお風呂から上がると鬼の形相をした相澤先生が

私の教科書を広げて待っていた

あ「無理しなくていいって言ったじゃん！！」

泣きながらその日はみっちり勉強させられたのだった