元ヴィランでもヒーローになりたい (ページ22)

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最終種目の前に1時間ほどお昼休憩を挟むことになり

私はすぐに相澤先生の元へ走った

放送席に入ると椅子に横になっている相澤先生

あ「先生ー！！見てた！？あれ…プレゼントマイクは？」

相「見てたよ。あいつは昼飯」

あ「相澤先生はご飯いいの？

またゼリーで済ませようとか思ってないよね」

相「どの道この手じゃ飯は食えん」

あ「食べさせてあげようか？」

相「バカ言うな

お前も早く飯を食え、次が大事だぞ」

あ「ここで食べてい？」

相「好きにしろ、俺は寝る」

あ「どーだった？私」

相「…自分の力を過信しすぎだ

お前はもう少し考えて動けるようにしろ」

あ「だよねー

デクくん見てたら私ももうちょい戦略とか考えなきゃって思った」

相「それに気づけるだけ成長したな」

あ「でしょー！」

相「調子に乗るな」

あ「はいはい」

少しするとプレゼントマイクが帰ってきて

プ「見てたぜぇぇぇ！！！

なかなかやるじゃねぇかA！！」

あ「やればできる子なんです〜！」

プ「でも最後のアレな！簡単に男に抱きついちゃあいけねェ！！

俺の隣でどす黒いオーラ出すやつが…うっ…」ﾄﾞｽ

プレゼントマイクの脇腹に相澤先生のグーパンチが入る

あ「プレゼントマイクー！！！」

相「うるさい、寝れん」

その後ご飯食べたならさっさと行けと

相澤先生に半ば強制的に追い出されて私はみんなの元へ戻ることに

しばらく廊下を歩いてると前から来たヤオモモが私を呼んだ

あ「どしたのヤオモモー」

八「Aさん探しましたわ！さぁ早くこちらへ」

手を引かれ私は女子更衣室に連れていかれると

そこには他の1-Aの女子がいてみんなチアリーダーの服を着ていた

あ「え？なにこれ…」

八「実は…」

話を聞くと峰田くんと上鳴くんが女子はみんなこれを着て

応援合戦をしないといけないと相澤先生からの言伝を頼まれたとのこと

えー？相澤先生そんなこと言ってたっけ…

それなら私がお昼行った時に言うと思うけどな…

いやでももしかして着替えがあるから早く行けって言ったのかな

あ「まぁでもそう聞いたんなら仕方ないね〜」

そう言って私もヤオモモが創ったチアの服に着替えた

あ「待って恥ずかしい！！///」

麗「え！！Aちゃんめちゃくちゃ似合っとる…！！」

葉「すっごく可愛い！！」

蛙「これで今から出るのね…」

私たちは勇気をだして会場へ向かった