貴方とは付き合えません！【宮侑】 (ページ13)

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最悪ページ13

「なんでお前がAちゃんとおんねん！？」

学校についてクラスまでわざわざ着いてきた宮治。

それを見て目を見開いて叫ぶ宮侑。

なにこれ。

巨人ふたりに前後で挟まれて死にそうなんやけど

やばいですねくらくらしてきましたね☆

いや冗談抜きでやばいさっきからさ

朝のこともあって鳥肌止まらんし…

「Aちゃん顔色悪いやんけ！お前なんかしたやろ！？」

「なんやアホツム。なんもしてへんわ。」

そんな私を挟んで言い合いすんなまじ。

『はぁ…』

これじゃぶっ倒れると思って頭を抱えて

座り込んだ。

そしたら、

「え、Aちゃん大丈夫か？」

宮侑もしゃがんで私の肩に手を置いた

ゴツゴツした男の人の手。

何年ぶりに男に触れられたんやっけ。

男に触れられる時はいつも、絶対

拳が、頭にお腹に降ってきて

こんなはずちゃうかったのに

なんで全部受け付けれんようになったんやろ

やばい

息吸えんかも。

『ちょっ…はぁっ、はぁっ、さわら、といてっ』

「水迅さん…？」

「Aちゃん！？す、すまん！」

私を見て謝ってるけど、手は離してくれん。

それが嫌って言うてんねん。

なんなんほんま構わんといて。

『…り、っか、…はぁっ、た、すけっ…』

いつもこういう時は立花が助けてくれとったん思い出して、名前呼んだけど。

遅かったみたい。

私は意識を手放した。