貴方とは付き合えません！【宮侑】 (ページ12)

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「ほんでうちのツムがな…」

あーー!!!

なんでこうなったん！？

男子と2人で登校とか初めてなんやけど。

やばい吐き気してきた…

この宮治は私に危害加えたり

暴言吐いたり…

はせんみたいやけど。

なんかずっとご飯の話しとるし。

「そういえば水迅さんツムの隣やろ？席」

顔を覗き込まれて一瞬喉がﾋｭｯってなった。

『そ、そうです…あの、私1人で大丈夫なんで』

今がチャンス！って思ったからつい言ってもた

「え？あかん。今日は俺と一緒に行こーや」

…は？

いやさっきからここ人気少ないし

ほんま気まづいし

何より

こんな気分悪い状況無理や…

顔を顰めて黙ってると、

「あ、今日部活見に来てみ？」

『嫌です』

いやいや

部活って男バレやんな？

無理無理

男だらけとかホンマに失神する。

「…なんでなん？」

そんな子犬みたいな目で見てこんとって…！

『よ、用事…？があると思うので…』

「嘘丸わかりやで」

『いや、でも「ええからいっぺん来てみ」』

やばい圧がすごい。

『ひ、1人はちょっと。友達連れても…？』

「ほんまに！？ええで！てかうっさい女いっぱいおるけど気にせんといてな」

あ、女の人もいるのか。

そりゃそうかファンいっぱいおるもんな。

それなら安心かも。