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表面上 ページ50

しっかりした人なんだな。


貴方「恋愛をゲーム感覚でしてるのは私が仕事第一だからです。

やっぱり私にとって音楽やコスプレやモデルやトークなどで人を楽しませるって生き甲斐です。

好きな人を一途に追いかけるとか、恋に溺れるとかはしたくないです。

両親には『遊びたい盛りだから結婚に興味ない』って言ってます。

結婚なんてしたら、余計仕事の時間が減るだけなんで」


ちょっと異論はあるが、絵里がAさんのことを良い人だと言うのを少し理解出来た。


確かに、彼女のパフォーマンスは素晴らしいものだし

どの分野をやるにしても決して手を抜いていない。

仕事に対する熱意、なのか絵里の言う彼女の長所は。


統「僕も絵里と出逢ってなかったら、色んな人と付き合いはしなくても

Aさんみたいな人間だったかもしれません」

貴方「良いですね、私は『この人』っていう人がまだいなくて。

もしかしたら『この人』を見つけるため沢山の人と付き合ってるのかもしれない」

統「へえ」


お手洗いから戻ってきた僕は隣に座っている絵里にそっと言った。


統「Aさんって意外としっかりした良い人だよな」


絵里「ええ?どうしたの、今更」


絵里はクスクスと笑った。


統「彼女の表面上の姿でしか判断してなかったから、ちょっと好感度上がった」


絵里「言うと思った。私も最初、統さんと同じこと思ってたから」


You side


私の独り言に反応された時は驚いたが、意外と会話が続いた。


まさか、彼と熱く語り合えるとは思っていなかった。


やっぱり表面だけで決めつけて苦手意識を持つのはやめて、一回その人と向き合ってみるのも悪くない。


私は男だけでなく、同性の友達もなかなかできない。


聞いてみると私に「自分の好きな人や彼氏を取られるんじゃないか」と思ってるだとか。


確かに、様々な男と付き合ってきた私だが、

さすがに友人の恋人や思いを寄せる人に手を出すような悪魔じゃない。


それやったら友人も失うし、私の評判に傷が付くしで、二つの損害が出る。

私がそんな馬鹿なことするとでも思ったか。

いくら好みの男性であろうと、絶対に手出しはしない。


あれから、再びナガシマスパーランドを回ったが、気まずくなることは全くなかった。


ホワイトサイクロンやフリーフォールなど、絶叫系を乗り尽くした。


ナガシマスパーランドって意外と怖いアトラクションもあるものね。

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Rinq (* ´ ▽ ` *)(プロフ) - 頑張ってくださいね( *´艸`)わたしも、小説書こうかなぁって、いま、考えてます。更新頑張ってね応援してます(* ´ ▽ ` *) (2017年5月30日 23時) (レス) id: a75720872a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西木野海未 | 作成日時:2017年5月17日 19時

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