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うわあ ページ48

まさかの統さんだ。


さっきは洋一郎さんとは話すきっかけがあったからもう気まずくないが、

この人とはまともに話したことない。


姉の旦那の兄と二人でなんて滅多に話す機会などないだろう。


ほら、向こうも気まずそうな顔をしている。


そして一番気になるのは絵里さんの反応だが。


貴方「ごめんなさい、絵里さん」


絵里「どうして?」


貴方「いえ」


旦那が血の繋がっていない赤の他人の女とジェットコースターに乗るって彼女は抵抗感ないのかしら。


気にならないって、やっぱり夫婦間の信頼からきてるのか。


まあ、恋人同士じゃあるまいしな。こんなこと気にしないか。


貴方「よろしくお願いします」


統「よろしくお願いします......」


いかにも気まずいです、という雰囲気を醸し出している。


いよいよ我々の乗る順番が来た。


貴方「先どうぞ」

統「いえいえ、Aさんこそどうぞ」

貴方「お気遣いなく。どうぞ」

統「いえいえ」


係員「あの、もうそろそろご乗車していただいてもよろしいですか」


若い係員が注意を促した。恥ずかしいな、いい年した大人なのに。


結局、統さんが先乗ることに乗った。


ジェットコースターが加速するまでまだ時間がある。


ああ、気まずい。誰か助けてくれ。


今、誰かとLI○Eしたいものだが、そんなことしたらスマホが飛んでいっちゃうしな。


「暇ですね」とボソッと呟いてみた。


統さんから「そうですね」と返ってきた。


一瞬、ほのぼのとした空気が流れた気がした。


そう思ったのも束の間、また気まずい空気が流れてジェットコースターは加速した。


左右に急旋回するジェットコースターをただひたすら無表情で楽しんだ。


楽しいのかしら、これは。客観的に見たら凄くシュールであろう。


一方、絶叫苦手組はキャーキャーワーワー言っている。


いいな、これくらいで叫んで楽しめて。


もし、私が絶叫苦手だったら、この気まずい雰囲気もなくなっていたのかしら。


ジェットコースターは減速して、あとは乗り場に着くのを待つだけだった。


この時間も気まずい。


貴方「どうでした?統さん」


統「普通でした」


でしょうね。これどちらかと言うと子ども向けや、ジェットコースター初心者向けだもの。


統「絵里が突拍子もないこと言ってすみませんでした」


まさか統さんから謝罪の言葉が聞けるとは思わなかった。


貴方「いえ。良いアイデアマンだと思いますよ」

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Rinq (* ´ ▽ ` *)(プロフ) - 頑張ってくださいね( *´艸`)わたしも、小説書こうかなぁって、いま、考えてます。更新頑張ってね応援してます(* ´ ▽ ` *) (2017年5月30日 23時) (レス) id: a75720872a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西木野海未 | 作成日時:2017年5月17日 19時

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