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やめてくれ ページ47

意外な一面を知れた。人とはコミュニケーションを取ってみるものだな。


昔は他人に関心なかったものだが。


乗り物がうつ伏せになり、微かに「キャー!」という声が聞こえる。


洋一郎さん、ここで叫んでおいた方がいいですよ。


アクロバットは頂上に達し、いよいよ落下するところだ。


落下すると同時に下ろしてる人の髪は凄く荒れているだろう。髪結っておいてよかった。


一回転した時、一瞬青空が見えた。綺麗だな。


こんな晴天を見た時には「ハレルヤ」が聴きたくなる。


アクロバットを乗り終えて荷物を取って出口を出たとき、洋一郎さんは爽やかな笑顔で言った。


洋一郎「乗って良かった、もう一回乗りたいですね」


楽しんでいたようで何よりだ。ただ、髪がオールバックみたいになっているが。


続いて我々はダブルワイルドマウスへ向かった。


これには息抜きのために乗ろうということで決まった。


小型ジェットコースターみたいな。凄いスピードで右に左に急旋回する。


落ちるスリルや内臓が浮く体感は味わえないが、無表情ジェットコースターには向いている。

我々が列に並ぼうとすると、絶叫ダメなチームと鉢合わせた。


洋一郎「おー、善子達も来たんだ」


善子「ええ。ちょっと優しい乗り物に乗ってから来たの。


ジェットコースター克服にはこれがちょうど良いわよね?」


洋一郎「確かに。早めにチーム分けしとくか」


絵里「いつも決まった人とじゃあれだから、今回はちょっと違う感じにしない?」


ちょっと待て!こっちは黒羽家以外の人間と行動を共にしてストレスなのに、

余計ストレスを溜めさせる気か!


お願いですから統さんだけは避けてほしい。

洋一郎さんはさっきのこともあってかもう大丈夫だ。

この人とほど気まずい組み合わせというものはない。


絵里さんは女性だし、おっとりしていて話しやすいから大丈夫。

渡辺兄弟は堅いしあまり喋らない......まあ、口下手な人間だ。


このアトラクションは二人乗りだ。十人だし偶数だからちょうど分かれるわね。


チーム決めはまず十人でグーパーで分かれる。

その次に別れた五人でグーパーして、二人と三人に分かれる。

そして三人でグーパーして分かれる。

余った一人はもう一人と組む。

これでチームの完成だ。

くじなどを作るより、こっちの方が手っ取り早い。


さて、チーム分けの結果、善子&流星、母&千歌、父&洋一郎さん、絵里さん&凛。


この結果から察してほしい私のペアを。

うわあ→←緊張



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Rinq (* ´ ▽ ` *)(プロフ) - 頑張ってくださいね( *´艸`)わたしも、小説書こうかなぁって、いま、考えてます。更新頑張ってね応援してます(* ´ ▽ ` *) (2017年5月30日 23時) (レス) id: a75720872a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西木野海未 | 作成日時:2017年5月17日 19時

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