綺麗 ページ4
マネージャーに言われて、羽織っていたパーカーを脱いだ。
ステージに上がる前、急に日高に肩をポン、と叩かれた。
日高「マッキー俺思ったんだけど、最近綺麗になった?」
貴方「えっ?」
日高「いや、何て言うのかな、余裕が出てきたというか」
貴方「余裕?」
日高「やっぱ恋すると女って綺麗になるもんだよなあ」
貴方「ん?恋?」
あっ!きっとにっしーか直也か真司郎かの仕業ね。
あいつら余計なことを......!
今すぐとっちめたいところだが、もうそろそろ出番前なので深く深呼吸をして気持ちを抑えた。
ステージでスタンバイして、西島が歌い出すのを我々は待った。
恋音と雨空の入りはにっしーだからな。
日高のラップでフィニッシュを切って、客席からは拍手と歓声がチラホラ聞こえた。
無事パフォーマンスを終えたところで、私はホッと一息をついてステージを降りた。
私の年末の仕事はこれで終わりではなく、この後裏トークで
バナナマンさんと西川さんとご一緒しなければならない。
ただ、話すことと言ってもアーティストのパフォーマンスの実況や、
パフォーマンスに関する品評会をするだけだが。
今年は私一人じゃなくて秀太もご一緒する。やったね。
日村「こちら裏トークチャンネルにAAAの黒羽Aちゃんと末吉秀太さんが来てくれました!」
貴方、秀太「「よろしくお願いします」」
設楽「どうだった?恋音と雨空」
貴方「慣れてるんで緊張さえないです」
設楽「初出場の時も緊張してなかったよね?」
貴方「ええ。あんまり緊張しない体質なんですよね〜」
西川「いいなあ、それ。俺も欲しい」
秀太「でもこいつ、初出場のパフォーマンス直前に母親に電話してましたよ」
貴方「な、なんでそれを言うのよ!」
秀太「知りませーん」
で、バナナマンのお二人と西川さんはハハハと笑う。
裏トークチャンネルを終えて、我々は楽屋に戻ってきた。
貴方「ただいまー」
秀太「ただいま」
秀太は楽屋の扉を律儀に閉める。
西島「おー、お疲れー」
貴方「乙」
秀太「乙」
貴方「今年もやりやすかったわね」
宇野「仲良いもんね、バナナマンと西川さんは」
貴方「ええ」
千晃「そういえば皆、お正月どうするの?」
貴方「私は旅行に行くことが決定しましたー」
宇野「いいなあ、黒羽一家は毎年家族旅行だもんね」
貴方「ええ。いつから恒例になったんだか。今年はナガシマスパーランドよ」
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Rinq (* ´ ▽ ` *)(プロフ) - 頑張ってくださいね( *´艸`)わたしも、小説書こうかなぁって、いま、考えてます。更新頑張ってね応援してます(* ´ ▽ ` *) (2017年5月30日 23時) (レス) id: a75720872a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西木野海未 | 作成日時:2017年5月17日 19時