コント ページ29
園田「そっか。Aさんの面倒見させていただいてます。って言った方がいいんかな」
貴方「いや、それだったら私と園田さんが同棲してるみたいになるでしょ！」
善子「コント中失礼します。私達それぞれ別行動する予定だから、十時にここ集合ね」
貴方「あ、はい」
私以外の全員はぞろぞろと行動開始していた。
貴方「私ももうそろそろ行かなきゃ。それでは、またラジオでお会いしましょう」
園田「うん、じゃあ」
私は前方を歩いている父と母を追いかけた。
貴方「ごめんね、お父さんお母さん。行こうか」
父「A」
貴方「何？」
父「さっきの人って彼氏？」
貴方「違うけど。彼氏ならちゃんとそう紹介するから」
父「でもお前、熱愛報道出てても、紹介してきたことなかったけど」
貴方「それは紹介しようと思った前に別れただけで。
でもこれだけは言っておくけど、お父さんもお母さんも私のウェディングドレス姿を
見ることは一生ないと思うわ。私は仕事人間だから、結婚とか興味ないの」
母「やっぱりお父さんに似たのね」
父「もし俺が現代に生きてたら結婚することもなかったし、母さんと出会うこともなかったな。
多分、お前らも生まれてない」
父と母は実はお見合い結婚だった。
時代も時代だし、父が世間体を考えて母を相手に決めたんだ。
以前、父と二人きりの時に何故母と結婚したのかと聞いたら、
当時、父と母が二人きりでデートした時の帰り、母をバス停まで送って行った。
その時父が「バスが来なければいいのに」と思ったらしい。
それが決め手ですって。全く意味不明だわ。
ハッと目の前を見てみると、父と母が地味にいい感じの雰囲気になっていた。
どうやら私は邪魔のようだ。
貴方「ごめん、私やっぱり別行動するわ。二人で行ってきて」
父「おお」
母「わかった」
私はすぐにその場から早足で離れた。
一人になってしまった、こんな綺麗な場所で。寂しすぎてイルミネーションどころではない。
もちろん、こんな綺麗な場所にはたくさんのカップルが来ている。
より一層、通り行くカップルが憎らしく見える。
あそこで笑っているカップルが、まるで私のことを笑っているんじゃないかという
被害妄想まで膨らんでくる。
心の中で思わず叫んだ。
誰か来てよ！
その時だった。急に私のスマホが鳴った。
ディスプレイには「園田明」と表示されている。
私は慌てて電話に出た。
貴方「もしもし」
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Rinq (* ´ ▽ ` *)(プロフ) - 頑張ってくださいね( *´艸｀)わたしも、小説書こうかなぁって、いま、考えてます。更新頑張ってね応援してます(* ´ ▽ ` *) (2017年5月30日 23時) (
レス) id: a75720872a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西木野海未 | 作成日時：2017年5月17日 19時
