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また偶然 ページ28

You side


バスから降りて、スタッフになばなの里への通行証を見せた。


これ見せたらスッと入れるのよね。


入園した途端、イルミネーションが辺り一面に広がっていた。


「うわあ!キレイ!!」とチビ達が叫ぶ。


我々大人陣は次々とイルミネーションの写真を撮っていく。


善子「ねえ、久しぶりに家族で写真撮らない?」


母「あ、いいわね」


貴方「そうね」


父「えー、俺は」


貴方「いいから、前にいらっしゃい」


父と母を前にして、統さんに撮ってもらった。


統「こんな感じでどうですかね」


善子「いいんじゃないですか。ねえ?」


母「うん」


貴方「そうね」


父「問題ないな、うん。


俺達撮ってもらったから、今度統さん達、撮りましょうか?」


統「えっ、いいんですか?」


父「いいよ」


絵里「流星、千歌、写真撮るからおいで!」


千歌「はーい!」


流星「仕方ねぇなあ」


流星は照れくさそうに言った。


凛、千歌を前にして父は絵里さん一家の写真を撮った。


貴方「じゃあ今度は私撮るわ。善子一家、並んで」


洋一郎「はい」


洋一郎さん、凛、善子の順に並んで撮った。


何故かしら。イルミネーションがただでさえ眩しいのに、三人の幸せオーラが余計に眩しいわ。


シャッターを押す手が震える。寒さのせいではなく、精神的に。


もう一枚写真を撮った。さすがに既婚者を妬むのは醜いわね。


そういうのはリア充だけにしないと。


貴方「撮れたわよ。問題ないですか?」


洋一郎「うん、大丈夫です」


善子「Aは写真撮らなくていいの?撮ってあげるけど」


ニヤニヤしながら善子は言う。嫌味かよ。これが既婚者の余裕か。


貴方「結構よ、私はどうせ独り身です。速くいきましょう、時間なくなっちゃうわ」


母「そうね」


先へ行こうとしたとき、誰かに肩を叩かれた。


何?家族を前にしてナンパ?相当な強者ね......と思い振り返ったら、園田さんがいた。


偶然、知り合いに会うことがこの旅行中で二回あるとは。


貴方「あ、園田さん......あけましておめでとうございます」


園田「やっぱりAちゃんやったんや。今年もよろしくな」


母「ん?誰、その人?」


貴方「知り合いよ。ラジオ番組の音響スタッフさん。


園田さん、こちら親戚一同です」


園田「あ、園田明と申します。いつもAさんにお世話になってます」


貴方「いやいや、逆でしょ!私があなたにお世話になってるの」

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Rinq (* ´ ▽ ` *)(プロフ) - 頑張ってくださいね( *´艸`)わたしも、小説書こうかなぁって、いま、考えてます。更新頑張ってね応援してます(* ´ ▽ ` *) (2017年5月30日 23時) (レス) id: a75720872a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西木野海未 | 作成日時:2017年5月17日 19時

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