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食事 ページ23

凛「ありがとう、A!」


貴方「お、おう」


やはりここでも呼び捨て......


洋一郎「こら、『Aさん』もしくは『Aちゃん』な。


すみません、何度注意しても治らないもんで」


貴方「いえ、特に強制することないと思います」


絵里「流星と千歌もちゃんとお礼言おうね」


流星「わかったよ」


流星はかったるそうに言った。


流星「ありがとな、A」


少し照れつつも、ぶっきらぼうに言った。なんだ可愛いとこあるじゃん。


千歌「ありがとう!大事に使うね!!」


千歌は流星とは対照的に素直な子だ。一体どっちがどっちに似たのかしら。


そしてこの後の予定は、夕食を食べたあと大浴場に入り、そしてその後、菜ばなの里に行く。


夕食に早速ビールが持って来られた。


貴方「今回は私がビール注ぐわね」


私は善子、洋一郎さん、統さん、絵里さん、お父さん、お母さんの順にテーブルを回ってビールを注いだ。


父「なかなかビール注ぐの上手くなったな」


貴方「もう二度とあんなことがないように気を付けます」


洋一郎「何かあったんですか?」


善子「一回、Aが注ぎ加減を間違えて泡が溢れてお父さんの浴衣にかかったことあるの」


母「お父さん大激怒だったわよ」


貴方「そんなことで怒ることないのに」


絵里「そう思いますね」


女性陣からの口攻撃に、父は少し小さくなっているようだった。言い過ぎたかしら。


流星「Aー俺らにもジュース持ってこいよー」


貴方「はいはい、ただいま」


何故、子どものパシりにならなきゃいけないんだ。


そしてまず、前菜が運ばれた。


こんな豪華な料理が食べられるとは。この家に生まれて良かったな。


流星「俺、これ嫌い」


統「好き嫌いするな。立派な男になれないぞ」


統さん、亭主関白っぽいな。いつの時代のお父さんだ。


多分、今時こんなお父さんは珍しいだろう。


私も父に似たようなことを言われたことあるがな。女が強くなってどうするんだ、って話だが。


千歌「千歌、この得体の知れない物体、食べたくない〜」


得体の知れない物体って千歌さん。食べ物ですよ。


私も子どもの頃はこのような高そうな料理が苦手だったが、大人になったら意外と味がわかるのよ。


貴方「ちゃんと食べれるわよ、それ」


千歌「じゃあAが毒味して」


絵里「人聞きの悪いこと言わないの」


早速、私は千歌が嫌いだと言っていたものを食べた。


うん、ご飯と一緒だったら大丈夫かも。

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Rinq (* ´ ▽ ` *)(プロフ) - 頑張ってくださいね( *´艸`)わたしも、小説書こうかなぁって、いま、考えてます。更新頑張ってね応援してます(* ´ ▽ ` *) (2017年5月30日 23時) (レス) id: a75720872a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西木野海未 | 作成日時:2017年5月17日 19時

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