START:DASH!!〜5〜

先輩 ページ15

いけない、つい怒りそうになってしまった。


本当に収録ではよく共演者に聞かれる。うんざりするなあ。


我々は男女混合なんて生々しさを吹き飛ばすくらいのパフォーマンス能力があるはずなのに。


何故、全盛期のTRFのように受け入れられない？


貴方「とにかく、社長は仲良しアピールの方がファンをもっと獲得できると勘違いしているようなんです。


そんなの私は若いファンしか集まってこないと思います。


もっと上の層のファンが欲しいです」


徳井「俺ら世代？」


貴方「はい」


徳井「色々聞いたけど、マッキーはこれからAAA、どうしたいん？」


貴方「私は正直この状態で九周年を迎えるのは嫌です。節目を迎えるのも勿論。


このままじゃAAAはダメになると思います。


私は８月までにはAAAをTRFにように男女混合でも世間に受け入れられるような

パフォーマンスグループにしたいです。


正直、今のAAAはジャニーズと同じアイドル同然です。商法も。


まずAAAをちゃんとアーティストにしなきゃですね。


あとマジで我々が付き合ってるいるなどと信じているファンも撲滅したいです。


こちらにとって風評被害ですので。


自分達の絡みが演出だというのを理解出来ないファンはいりません」


徳井「そっか。マッキーはちょっと生き急いでいる感じするから、焦らずに仕事せえよ。


あんまりメンバー同士でも言えないことってなかなかあると思うから、

俺あんまAAAのこと知らんけど、いつでも相談乗るし」


貴方「......ありがとうございます」


徳井「俺も一時期マッキーみたいなときあったから」


アーティストと芸人、職業は違えどやはり数々の修羅場を切り抜けてきた芸能界の先輩だけあるな。


貴方「徳井さんが私みたいなときっていつ頃ですか？」


徳井「恥ずかしいから言わん」


貴方「えー」


誰にでも言いたくない過去というのはあるだろう。


私もぼっちだった時代の自分など友人には知られたくない。


徳井「でも俺、AAAのあのパフォーマンスは良かったと思うで」


貴方「何のやつですか？」


徳井「『唇からロマンチカ』っていったやつかな......浦田くんと宇野ちゃんのやつ」


貴方「あれですか。結構エ□いやつ。徳井さん好きそうだなとは思ってたんですけど」


徳井「あれって観客は全員十八歳以上やんな？」


貴方「......さあ？私はよく見てません」


徳井「えっ！？十八歳未満紛れてたらヤバない？」


貴方「そうですね」

彼氏(仮)→←行くな

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