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バーチャル ページ11

勘違いされたらどうするのよ。私が軽々しい女じゃないからこそ良いものの。


ああ、まるで二次元でしていた恋愛が、三次元で徳井さんという彼氏(と見立てた人)でできるみたいだ。


変な気分だ。徳井さんが彼氏ね......いまいち想像がつかないわ。


やはり彼は友人の方が丁度良いな。


彼と私じゃあ釣り合わない気がする。彼の性格が良すぎて。顔なら充分釣り合うんだけどな。


そうこう考えているうちにきつねうどんを食べ終わった。


私はせっせと片付けて席へ戻った。


貴方「あの......ツーショットお願いしていいですか?」


徳井「ん?インスタに載せんの?」


貴方「ええ」


徳井「じゃあ俺もあとで撮っていい?」


貴方「はい」


私はリュックからスマホを取り出した。


貴方「はい、こっち向いてくださーい」


徳井「はーい」


私と徳井さんは顔を決めた。顔を決まったのを確認した私はシャッターを切った。


貴方「ありがとうございます」


徳井「ついでやから俺の分も撮っといてええ?」


貴方「はい」


今度は徳井さんがスマホを取り出した。


徳井「さっきと同じ感じじゃつまらんから、違う感じにする?」


貴方「いいですね」


徳井「どうする?肩に手回す?」


貴方「ど、どっちがですか?」


徳井「俺に決まってるやん」


貴方「それはちょっとキツイですね。じゃあ、私が徳井さんの肩に手を置く感じでどうでしょうか?」


徳井「そうやな」


貴方「じゃあ、失礼します」


徳井「おお」


私は手を彼の肩に乗せた。しかし良い体格してるな。


彼は我々の顔が決まってしっかり写ったのを確認し、シャッターを切った。


私はインスタのアプリを立ち上げた。


『@kuroha_0803

たまたまそこで会った。とても嬉しいであります!!

#パーキングエリア
#徳井義実
#黒羽A
#チュートリアル
#AAA
#Black Wing
#ぼっちじゃなくなった♡
#デート(笑)

(ツーショット)』


よし、投稿っと。


よし、新年早々コメントが来たぞ。スパムを覗けば、


『@shinjiroatae1126 Noooooooooooo!!』

『@kuroha_0803 どうした、おい』

『@shinjiroatae1126 俺も実家向かってんのに』

『@kuroha_0803 会えなくて残念だったな(笑)ハッハッハッハ』

『@__新年一発目からメンバーじゃない人ときたwww』

『@__結構お似合いやね!』

『@__意外です!』


しかし真司郎は新年早々どうしたんだ。そんなに徳井さんに会えなかったのが悔しいのかしら。

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Rinq (* ´ ▽ ` *)(プロフ) - 頑張ってくださいね( *´艸`)わたしも、小説書こうかなぁって、いま、考えてます。更新頑張ってね応援してます(* ´ ▽ ` *) (2017年5月30日 23時) (レス) id: a75720872a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西木野海未 | 作成日時:2017年5月17日 19時

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