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聞こう ページ36

梨子side



普段イライラすることや怒ったことのない私が



こんなに声をあげて怒ったことがあるだろうか。



「イライラする!」と私が声をあげると



周りのスタッフは目を丸くした。



そしてやはりAちゃんはひねくれた回答をするだけだった。



梨子「せめて新しい連絡先くらい聞くこと出来ないの?」



貴方「何故そんな梨子さんに指図されなきゃいけないんですか。



私、今日ここで喧嘩してるほど暇じゃないんで



次の仕事行きますね。お疲れ様でした」



Aちゃんは軽く頭を下げて、足早に楽屋へ向かった。



本当になんなの、あの子は!あんなひねくれて友達のこと、



大切にしようという意思がないのかしら。



私は足音を立てながら、楽屋へ向かった。



楽屋のドアをガチャン!と乱雑に開ける。



まだ楽屋の中にいた友香里ちゃんは目を丸くして



「お、お疲れ様です.......」と言った。



いけない、イライラが自分の行動に出てしまっているわ。



私は深呼吸をして、落ち着きを取り戻した。



梨子「ねえ友香里ちゃん、Aちゃん知らない?」



友香里「彼女ならもう仕事に向かいましたけど」



梨子「やっぱりね.......そっか、ありがとう。



ねえ友香里ちゃん、今日の夜ってもしかして空いてたりする?」



友香里「別に暇ですが」



友香里ちゃんも口調が淡々としてるわね。一体誰に似たのかしら。



梨子「そっか、良かった〜。今日、友香里ちゃんとご飯行きたいと思ってたんだ!



どこか行きたいところとかない?」



友香里「別にどこでもいいです」



梨子「じゃあこっちの仕事が終わり次第、連絡したいんだけど



連絡先とLI○EのID教えてもらってもいい?」



友香里「はい!」




You side



スタッフ「Aさん、宇野さん一旦休憩でーす」



貴方、宇野「「お疲れ様です」」



今は某雑誌の撮影をしているところだ。



今回は私と実彩子がペアだったわ。



今回はペアは向こう側が決めてくれたから、良かった。



たまに他の雑誌で「ペア決めろ」と指示されることがある。



いつのことだったか、私がメンバーと不仲の時に



言われたことがあったわ。あれは本当にきつかった。



今「ペア決めろ」と言われても、未だに戸惑うな。



私一人、ポツンと余っちゃう気がして。



実彩子と現場の休憩スペースである席に着いた。



席に着くと、置いてあった私のスマホがピコンと鳴った。



貴方「あっ誰かからLI○Eだわ」

お節介→←ねえ



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西木野海未(プロフ) - Nissy☆loveさん» 見つけてくださってありがとうございます! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
Nissy☆love - そういえば続編書かれていたんですね!プレイリストで見つけました。続編の更新も頑張ってください!! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 217a3f6335 (このIDを非表示/違反報告)
西木野海未(プロフ) - なつさん» はい、頑張ります!ごめんなさい、昨日は寝落ちしちゃったもんで.......ww (2017年1月31日 17時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 続きが早く見たいですっ!更新頑張ってくださいっ! (2017年1月30日 20時) (レス) id: 3487b8d8f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西木野海未 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/eliumi1/  
作成日時:2017年1月29日 9時

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