検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:89,696 hit

34 ページ34

さすがに放送開始一分前を切ったときは、



私も梨子さんも周りのスタッフもさすがに焦り出した。



貴方「どうするんですか、このまま彼女が来なかったら」



梨子「落ち着いてAちゃん。必ず来るから、大丈夫よ」



と言って梨子さんは私をなだめた。



私も落ち着きを取り戻すために、指で机を



トントントンと叩いた。



放送三十秒前になっても彼女は全く姿を現さない。



すると、ガチャン!とスタジオのドアが乱雑に開けられた音がした。



友香里「すみません、遅くなりました!」



友香里は頭を下げた。



貴方「何やってんのよ」



あの時のように怒ってみる。



友香里「本当にごめんなさい」



友香里は目を合わせずにまるで、



私をよそ者かのように謝った。



梨子「まあまあ、Aちゃん。



彼女も一応間に合ったことだし、多目に見てあげましょう。



友香里ちゃんも、好きなとこでいいから、座って」



貴方「はーい.......」



友香里「はい」



放送スタジオの椅子は全部で四脚あるなか、



私と梨子さんは向かい合って座っている。友香里は梨子さんの隣に座った。



本当に彼女は私をよそ者扱いしてるわ。



まあ、あんな酷い別れ方したから、そんな扱いされても仕方ないか。



とりあえず、今はラジオに集中しなきゃ。



私は仕事モードにスイッチを切り替えた。



とにかく私情は後だ。今は放送を乗り切ろう。



スタッフ「放送五秒前n4、3、2.......」



このスタッフもまた、1とは言わない。



何故うちの周りのスタッフはちゃんと数えないのだ。



貴方「はい、始まりました『AAのAfternoon JAPAN』!



DJを勤めさせていただいてます、AAです。



月曜日もよろしくお願いします」



梨子「同じくDJを勤めています、東條梨子です!



今日はゲストをお迎えしてお送りします」



貴方「今日のゲストはAAAのファンの皆さんにとっては



懐かしい人じゃないかしら。



今回のゲストは後藤友香里さんです!」



友香里「よろしくお願いします!」




直也side



!友香里.......?今日Aが「絶対見て」って言っていたのは



このこと?だからAはテンションが高かったのか。



梨子『二人は会うのは凄い久しぶりなの?』



貴方『はい。あれから仕事が忙しくて



電話かける暇もなかったのよね』



友香里『私も電話かけようと思ったら、いつも繋がらなくて』

ねえ→←懐かしい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
167人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

西木野海未(プロフ) - Nissy☆loveさん» 見つけてくださってありがとうございます! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
Nissy☆love - そういえば続編書かれていたんですね!プレイリストで見つけました。続編の更新も頑張ってください!! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 217a3f6335 (このIDを非表示/違反報告)
西木野海未(プロフ) - なつさん» はい、頑張ります!ごめんなさい、昨日は寝落ちしちゃったもんで.......ww (2017年1月31日 17時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 続きが早く見たいですっ!更新頑張ってくださいっ! (2017年1月30日 20時) (レス) id: 3487b8d8f2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:西木野海未 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/eliumi1/  
作成日時:2017年1月29日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。