START:DASH!!〜2〜

ぎこちない ページ31

貴方「やっぱり、この時間帯になると



ここって男坂見る景色って結構絶景なのよね。



ごめんなさいね、参拝まで付き合わさせて。



神田明神に寄ったの、本当は二人にこの絶景



見せたかっただけだから」



と言うAのつり目は優しく見えた。



あ、Aの目がいつも怖い訳とちゃうからな。



ただ、Aのつり目だけ見たら、ちょっと怖いだけやから。



千晃「なんだ、最初からそう言えば良かったのに」



貴方「サプライズにしたかったのよ、本当は。



サプライズって難しいものよね」



Aは少しため息をついて、困ったように笑った。



Aはサプライズちょっと失敗して



ちょっと落ち込んでんのかな。



ちょっとめんどくさい性格やな。しゃあない、喜ばしたるか。



與「しっかし眩しいなぁ、Aは絶景って言うけど



全く見えへんやん」



貴方「えっ、見えない？ちょっと待って、



確かサングラス持ってたと思うんだけど.......」



與「ああ〜もう、全く見えへん！



マッキーの顔が眩しすぎて」



貴方「えっ」



Aは頬を少し赤く染めて、口をポカンと開けた。



いつもクールなマッキーの顔が



にっしーにみたいに少しマヌケになってる。



しかし、照れるなぁクサイ台詞言うのって。



案の定、千晃はクスクスと笑って言った。



千晃「真ちゃんまたクサイ台詞言った！好きだね〜」



與「いや、好きで言ってる訳じゃないんよ、



ただマッキーが喜ぶかなと思って」



貴方「い、いやいやいや、真司郎馬鹿じゃないの？



私がクサイ台詞で喜ぶ訳ないでしょう」



マッキーはいつものツンツンした口調で言った。



あーあ、さっきのままでいてくれたら可愛いげあったのになぁ。



俺は夕日が沈む前に男坂の絶景の写真を撮って、



ツイッ○ーに載せた。



『Shinjiro Atae (AAA)


マッキーに連れられて神田明神に来ました！


サプライズで男坂からの絶景を見せてくれた。


マッキーのぎこちないサプライズ、結構かわいかったです』



宇野『いいな〜真司郎、私もマッキーに連れてってほしかったわ(-_-)』



貴方『宇野様はまた今度、私が連れってってあげますからね』



う、宇野様！Aがまるで宇野ちゃんの執事みたいやん。



宇野『やった！また今度よろしく!!』



そんで宇野ちゃんは一発で言うこと聞いてるし。



にっしーはいつも宇野ちゃんの尻に敷かれてるから、



このツイート見て今頃、発狂してるかな。

その頃→←神田明神

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