私情 ページ23
私は部屋着から普段着に着替えて、友香里の
所属する青ニプロダクションへ向かった。
せっかくの休日なんだから、本当は家で
ゴロゴロしてたいのに..............
まあ、番組のためなら仕方ないわね。
.......いや、本当は私情のためかも。
早く家に帰りたいわ、
はぁ、とため息をついて青ニプロダクションの
駐車場に車を止めた。
貴方「失礼します」
私の突然の登場に事務所の者たちは
皆目を丸くした。
貴方「後藤友香里、いらっしゃいますか?」
社員「ごめんなさい、彼女はただいま不在です」
貴方「そうですか.......彼女に仕事のオファーを
しようと思ったんですが」
社員「僕から彼女にお伝えしましょうか?」
貴方「えっ、いいんですか?」
社員「はい」
貴方「では明日、『AAのAfternoon JAPAN』という
ラジオ番組にご出演していただけるかどうか、
お伝えください」
社員「はい、かしこまりました」
貴方「ありがとうございます。失礼しました」
まあ、やることやったし一件落着かしら。
私は軽い足取りで事務所を出た。
友香里side
ある役のオーディションを受け終わって
すっきりして伸びをしていたところ、
事務所から連絡がかかってきた。
どうやら仕事のオファーが来た、ということらしい。
声優活動を四月から始めてまだ一年も経ってないけど、
アニメでもちょい役だけど、出演させてもらえるようになった。
友香里「オファーってどんな仕事ですか?」
私は何かアニメや吹き替えで新しい役を
貰えるのかな、と期待に胸弾ませた。
しかし、仕事内容は期待していたのとは大きく違った。
社員『AAさんから、明日「AAのAfternoon JAPAN」
というラジオ番組にご出演いただけないか、
とのオファーをいただきました』
私は息を飲んだ。Aが..............?
なんでいきなり?なんで今?何か企んでるの?
今さら私を自分のラジオ番組に呼んでどうするつもりなんだ。
だが、どこかで絶対に行かないとダメだ、
今さら逃げるのかと自分の心の奥底の叫びが聞こえた。
社員『あの..............聞こえてますか?』
友香里「あっ、はい聞こえてます」
いけない、考え込みすぎてしばらく沈黙を貫いていたようだ。
友香里「その仕事のオファー、受けさせていただきます、
と向こうにお伝えください」
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西木野海未(プロフ) - Nissy☆loveさん» 見つけてくださってありがとうございます! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
Nissy☆love - そういえば続編書かれていたんですね!プレイリストで見つけました。続編の更新も頑張ってください!! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 217a3f6335 (このIDを非表示/違反報告)
西木野海未(プロフ) - なつさん» はい、頑張ります!ごめんなさい、昨日は寝落ちしちゃったもんで.......ww (2017年1月31日 17時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 続きが早く見たいですっ!更新頑張ってくださいっ! (2017年1月30日 20時) (レス) id: 3487b8d8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西木野海未 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/eliumi1/
作成日時:2017年1月29日 9時