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手伝い ページ19

貴方「まあ、例え私のファンがヘビメタ嫌いでも



私の美貌と歌唱力でなんとかするけど」



日高「さすがマッキー」



貴方「でしょ?」



私たちは顔を見合わせて笑った。



貴方「で、詞はどんな感じなのよ?」



日高「あぁ、はいはいこれね」



日高は鞄から歌詞カードを出して私に渡した。



しかし、曲が曲なら歌詞も歌詞だった。



デモ音源を聞いて衝撃を受けたように、



歌詞を読んで衝撃を受けた。



全く何を言いたいのかもわからないし、



世界観もよくわからない。



歌詞の一部である



「灰になる運命を選びたいの本当は」



「幸せ願ってると言いながら闇へ」



などはカッコいいな、とは思うが



彼は何を想像してこれを書いたのか。



貴方「ねえ、歌詞の言ってることや



世界観が意味不明なんだけど」



日高「それはご想像にお任せします!」



貴方「適当なのねぇ、へえ..............



歌詞を読む限りはこの歌の主人公は



女の吸血鬼だと思うわ。



最初、爆発音と老朽化した扉を開く音で



始まるのも、吸血鬼の屋敷を想像させるし。



『許されない恋の炎』って部分も吸血鬼が



人間に恋をして、許されない恋に気持ちを募らせていく。



結ばれぬ運命なのなら、私はこのまま灰になりたい



って感じの世界観だと思うんだけど」



日高「ああ〜そっちか〜」



貴方「あなたはどんな世界観を想像していたの?」



日高「俺はマッキーと友香里の別れを



想像して書いたんだけど」



貴方「そうなの!?確かに、酷い別れ方だったけど



灰になる運命を選びたいほどの別れだったかしら?」



日高「まあ、そこはわからないように



大袈裟に表現したということで」



貴方「そう。ねえ、まだ時間ある?」



日高「ん?あるけど」



貴方「ソロ曲の二曲目、考えたんだけど



作曲はいい感じに仕上がったけど、作詞が



上手くいかないのよね、あなた確か文系だったけ?



手伝ってくれないかしら?」



日高「やっぱり理系は頭硬いなぁ」



貴方「理系の皆がみんな、そうじゃないからね。



まあ、聞き障りのいい曲や覚えやすい曲を作るのは



得意なんだけど」



日高「取りあえず音源、聞いてみていい?」



貴方「ええ」



私はデモ音源をスタジオに流した。



前奏が流れた時、日高は



日高「中南米の音楽みたい」



と言った。



雰囲気はクールとセクシーを



足して二で割ったような感じだ。

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西木野海未(プロフ) - Nissy☆loveさん» 見つけてくださってありがとうございます! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
Nissy☆love - そういえば続編書かれていたんですね!プレイリストで見つけました。続編の更新も頑張ってください!! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 217a3f6335 (このIDを非表示/違反報告)
西木野海未(プロフ) - なつさん» はい、頑張ります!ごめんなさい、昨日は寝落ちしちゃったもんで.......ww (2017年1月31日 17時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 続きが早く見たいですっ!更新頑張ってくださいっ! (2017年1月30日 20時) (レス) id: 3487b8d8f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西木野海未 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/eliumi1/  
作成日時:2017年1月29日 9時

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