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「ふふっ、顔が真っ赤だよ、A」

『っ、〜〜』




驚きと恥ずかしさで顔を逸らしたいのに、整いすぎてる顔立ちと頬に添えられた手でそんなこと出来なくなってしまった。


しっかりと目を合わされてまたくすっ、と艶めかしく笑う。


ずるい。私がそれに弱いの知ってるくせに。



『……無一郎のいじわる……』

「なんのことかな」

『分かってるくせに……』

「さぁ?Aが可愛いからだよ」

『可愛くないもん……わっ、』




頬から手が離されたかと思ったら腕を軽くグイッと引っ張られて、彼の胸に飛び込む。




『なに?』

「可愛かったから、つい」

『答えになってない……』

「……もう一回いい?」

『…………ん…』




ゆっくりとその端正な顔立ちが近付いてきて、控えめに唇に触れた。


今度は長く、深く、まるで味わうように。


ゆっくり、ゆっくりと。


こっちはついて行こうと必死なのに、息のひとつも上がってない彼にムッとしてしまうのもいつものこと。


こたつの中。誰も邪魔できないふたりだけの世界。


互いの頬を染めるのはこたつの熱のせいなのか、


それとも……





*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――





(……ふふっ、A、ほんと顔真っ赤)


(そういう無一郎だって)


(お互い様だね)


(…………ねぇ、…)


(ん?)


(……その、…もう、いっかい………)


(……そういう所が可愛いって言ってるんだよ…)

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設定タグ:時透無一郎 , 鬼滅の刃 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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霞桜 - 頑張って下さいね応援してますよ (2022年5月4日 0時) (レス) id: f3badad1aa (このIDを非表示/違反報告)
霞桜 - 無一郎推しです めちゃくちゃ最高ですね私は想像豊か過ぎるので余計に嬉しいです… (2022年5月4日 0時) (レス) @page16 id: f3badad1aa (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いろはさん» ありがとうございます!不定期ではありますが定期的に投稿できるよう頑張りますね! (2021年1月15日 23時) (レス) id: 2a5e6a7f23 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - これからもがんばて下さいね (2021年1月15日 22時) (レス) id: 7954c2eb45 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - むいくん甘甘で可愛い~ (2021年1月15日 22時) (レス) id: 7954c2eb45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月12日 21時

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