五時間目「美術」 ページ16
カ「ななななになになに！？！？！？」ガタガタガタ
いきなりの事で驚いてタケシみたいにガタガタしてるカリリンを横目に何だ何だと男子達が集まって来た。
私も確認のため近付くと、そこには一羽の鳥がいた。
少し大きめで、全身は白、翼の下の方や足などがとても鮮やかな赤？ピンク？のような色をしている。
この特徴、確かどこかで、、
『このピンクみたいな赤の名称は、、、、』
ユ「トキだ！」バンッ
勢いよく机を叩いて立ち上がったユズ先輩がそう叫ぶと、私の頭の引き出しが一気に開いて
『あの絶滅危惧種の！？』
と、大体のことを思い出した。
ザ「な！？この鳥絶滅危惧種なのか！？』
アン「マジかよ！ンでこんなとこにいんだよ！？」
ヒ「どんな鳥さんなんですか？」
皆この鳥、もといトキに興味津々のようだ。
『翼を広げたら大体140センチくらいで、カラスみたいな濁った鳴き声の鳥なんだ。』
ユ「その翼の先の方とか足とかの赤みたいなピンクみたいなオレンジみたいな色、綺麗だろ？」
アカ ヒ「はい！」
ユ「それはトキ色とも呼ばれていて、それを目当てに乱獲が起きて絶滅危惧種になったんだ。」
ザ「苦労してるんだな。」
一通り解説したところである事を思いついた。
『こんな機会めったにない！ということで急遽授業内容変更！各自トキのスケッチをしてくださいっ！あと写真撮ろう！』
いやー、野生の絶滅危惧種、しかも生を拝める日が来ようとは。
明日は槍が降るかクソゲーやらされるなこれ。
アカ「痛い痛い！それ餌じゃないです！僕の一部です！」
「食べないでくださーい！」と叫ぶ絶賛可動式アホ毛が鳥の餌になりかけているアカツキを写真に収めながらそんなことを考えていた。
〜しばらくして〜
授業も無事終わり、さっきまで教室でモデルになっていたトキさんは窓から自然界へお帰りになられた。
ユ「いやー、実に有意義な時間だったにゃー。」
アカ「僕は食べられそうになってましたけどね？」
アカ「良かった、まだある。」
カ「絶滅危惧種をあんな近くで見られるなんて、絶対明日槍が降るかクソゲーやらされる羽目になるわ。」あれ？デジャヴ？
カイ「トキってうめぇかな？((アン((「食うな！」
ヒ「これ、逢河さんが描いたんですか？」
マ「」コクリ
ヒ「すごいです！とっても綺麗です！」
マ「、、、ありがと。」
なんだかんだ、みんな楽しかったようでよかった。
また来てくんないかなぁ。
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ソルト - どんたこすさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。おっしゃる通りですね。次からはなくします。ご指摘ありがとうございます。これからも読んでいただけると嬉しいです (2019年10月21日 22時) (
レス) id: b23875391e (このIDを非表示/違反報告)
どんたこす - 勝手ではないですが、歌い手(語り手)とは無縁なところでそういったネタを使うのは好ましくないと言えます。 できれば無くしてほしいです。 (2019年10月20日 1時) (レス) id: 8e3203b515 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト - 椎名零さん» はい！面白いものはなるべく取り入れたいと思ってます！ (2019年8月30日 23時) (レス) id: e47555517e (このIDを非表示/違反報告)
椎名零 - 今回はドMなこんぺいとうさんと可愛らしいゴリラちゃんのですかね？ (2019年8月30日 22時) (レス) id: ba3941e507 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト - クッキー大好き！さん» はい！詩人さんです！面白かったなら何よりです！ (2019年8月21日 0時) (レス) id: 8c04767582 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソルト | 作成日時：2019年8月1日 14時
