13話 ページ41
夢を見た。好きですってやさしい声でささやかれて、俺はたまらなく幸せな気持ちになる。誰だろうって顔を上げると、それは……
北「A？」
「ん……あ、おはようございます」
北「………この、状況は」
鼻をくすぐる甘い香り、やわらかくて温かい感触。俺よりも随分背が低いAの顔は、今は俺よりも上の位置にある。
そして俺の手のひらにはやわらかな……
北「っわぁぁぁ！」
Aの上に覆いかぶさって、胸を枕にして…その上服の中に手を突っ込んで、その、おっぱ…
北「ご、ごめん！」
滑り落ちてゴンっと頭を打って、やっとそこがソファだったんだと気付く。
Aは困ったみたいな顔で身体を起こして、ぐぐっと伸びをした。
北「おおおお俺、その…！」
「あぁ…腰痛い…」
北「えっ」
腰、いたい…？
服は…お互い着てるけど。いや服を着ていてもできるといえばできるワケだし…いやもうヤバすぎる、何も覚えてない。
北斗さん覚えてますか？ と苦笑したAに、思わず額を床に打ちつけた。
北「な、何も…」
「私の上から動かなかったのも？」
北「はい」
「覆いかぶさってきたことも？」
北「覚えてません…」
「じゃあ…ゆうべ話したことも忘れちゃったんですね」
北「話したこと…？」
そのあたりは記憶がある、と頭をフル回転させる。
Aがいま何を思ってるのか知りたくて、ちょっとズルいけど酒の力を借りようとして。でも慣れないことをすると緊張するのか、いつもより酔いが回ったのは覚えている。
酔って気が大きくなった勢いで、Aの考えてることを教えてって……それで、
——北斗さんと、離れるの、かなしいなぁって
——おれと？ 離れるの？ どうして？
——だって1年後…
——Aはおれと離れたくないの？
頷いたAが愛しくなって…そこからの記憶がないけど。
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なな(プロフ) - 更新待ってます！！ (3月15日 14時) (
レス) @page46 id: a7a739d86f (このIDを非表示/違反報告)
めらとにん(プロフ) - めちゃくちゃきゅんきゅんしてます、！！更新待っています！これからも応援してます🙌🏻💗 (2月20日 21時) (レス) id: 66bf5bffa1 (このIDを非表示/違反報告)
えみりーた(プロフ) - 更新待ってました！楽しみにしてます！ (1月9日 22時) (レス) @page43 id: d4d342cc13 (このIDを非表示/違反報告)
ともか(プロフ) - はじめまして。続きが気になっていたので更新嬉しいです。これからの2人の展開にドキドキしながら楽しみにしてます♪ (1月8日 21時) (レス) id: ba59c24797 (このIDを非表示/違反報告)
ymmrnn(プロフ) - とても文が綺麗で読みやすく、早く続きを読みたくなる作品です。2人にトキメキました。応援してます！ (10月31日 13時) (レス) id: a7dac5969c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エルダー | 作成日時：2023年10月2日 23時
