検索窓
今日:16 hit、昨日:3 hit、合計:9,565 hit

《第5話 新宿ガクエン》7 ページ47

「よし、いい返事だ!
じゃあ、後ろを向いてみろ。」

『?うしろ....?』

先生の言う通りに後ろを向いてみると



「うわぁっ!」

「どぅわ!」

「おぉっと!」

「のぉおおお!?」

「ぬぅっ!?」

......みまちがえでなければ。
先程、別れたはずの彼らが。仲良く扉のむこうからコチラを覗いてきているではないか。

『なぁ!?』

まだ涙目だった自分は
すぐにもう一度しっかりと目元を擦り
きっ!と顔をあげる。

「まったく.....お前らときたら......
それどころか先生達まで.....」

あきれながら扉に近寄り
開き掛けの扉を思いっきり開け放った。

「のぞきみとは関心いたしませんなぁ......」

「あは...あはは。
Aがウチに来るって聞いて....」

「そ....その....かっ.....
歓迎会をしようかと思いまして.....」

「俺は、別に興味はねぇけどよ。
この二人がうるさくってな。」

「愛する生徒がふえる!
それは大海原のように素晴らしい!」

「さぁ!一緒に寮へいこう!
さっそく案内してやるぞ!!」

それぞれが思い思いの事を
わりかし素直に述べてくれた。

「......まぁ、こーゆーわけだ。
どうするかの判断は落ち着いてからでもいいだろう。」

『あ....ははは....』

どうやらこの世界は自分に落ち着いた時間をすぐには与えてはくれないらしい。

「今日から、この新宿学園。
第一学生寮がお前さん.....【物部 A】の住処ってわけだ。」

『物部.....A?』

「なぁに。苗字の方が未記入でな。
もし、お前さんが嫌じゃなければ。身元保証人である俺の名前を入れた方が。
書類上便利そうなんでな。」

『嫌じゃないです!とてもありがたいです。』

「ありがとうな。まっ....同窓の皆とも
せいぜい仲良くやってくれや。これからよろしくな。」

『はい!』

これが....自分の新しい世界でのはじまり。
これからこの世界で起こる。冒険の物語。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←《第5話 新宿ガクエン》6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リギア(プロフ) - 寝る猫?さん» いえいえ!こちらこそ!コメントくださりありがとうございます!まだまだつたない文章ではありますが。どうぞよろしくお願いします。 (2020年1月27日 19時) (レス) id: 2b0b8d67e5 (このIDを非表示/違反報告)
寝る猫?(プロフ) - ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ 作者様!!小説を書いて下さりありがとうございます!!(´TωT`)御礼に、自分も……って結局は同じになっちゃう……ととにかく!!生まれてきて下さりありがとうございます!(放サモがすき過ぎて…! (2020年1月27日 19時) (レス) id: e143dd1261 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リギア | 作成日時:2018年12月23日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。