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《2話 記憶のソウシツ》12 ページ15

「え......?契約しちゃった?
あっさり?さっくり?...マジでぇー!?」

驚くサロモンくんにそれはどういうことかと
目線をおくると

「普通なら...地脈とのつながりは弱体こそすれ...完全には切れない...はずなのに…
んー...なんで地脈との縁が...簡単に切れちゃったんでしょ?」

うーん...うーん...と悩むサロモンくんを
じっとりとした目で見つめること数分

「ハッ!...いやー!さすがでございますー主様!見事!召喚主の力を見せつけましたねー!」

......露骨なご機嫌とり......だなぁ...

「サモナーは強くなければなりません!
使い魔が命令を聞いてはくれませんからね。
アイツは主様を認めたようです。
双方の契約も滞りなく行われましたしーーー
これで!アイツを使い魔として召喚できるようになりましたよ。
......って、どうかしましたか?
不審そうな顔しちゃって......」

正直......聞きたいことはたくさんある
ありすぎてこまるほどにな!
でもここは...きちんと整理する為にも
まずは順番良くいかなくては…

『...何?......この剣...』
「...さぁ?」
『さぁ!?』

さぁ?とはなんだ!さぁ?とは!
ナマイキで少しだけムカつく口を
両方から引っ張り少しばかり痛めつける。

「あっ!怒らないで!
怒らないでください主様ー!ほっぺたをむにーってしないでー!むにゃー!」

しばらくお仕置きした後...ようやく解放して
詳しい説明を聞き出す。

「......えー...モノの中には【神器】と呼ばれるものがございます。
それ即ち...神の器のこと......
神とはなにか?それは他の者に為しえぬ...
特別な権能を世界に押しつけることが出来るモノ...
ですが...誰でもソレを使えるわけではありません。
持つべき役割を持った者にのみ...振るうことをゆるされるものです。」

『持つべき役割を......持った者......』

「きっとその剣は、主様が持つ役割と縁を持つ【神器】
だからその【神器】を召喚できた。
.........だと思います。たぶん。」

『たぶん!?』
「だ...だってそれ以上は、この1年生用の教科書にも書いてないですしー......
ボクはあくまで召喚のサポートでー...その...
不測の事態には弱いといいますか......。」

.......じっとりと冷たい目線がサロモンくんに
鋭い刃物となって突き刺さる。

「あぁっ!視線が!視線がいたい!チクチクいたい!
そ......それじゃあお先に!失礼させていただきますー!!」

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リギア(プロフ) - 寝る猫?さん» いえいえ!こちらこそ!コメントくださりありがとうございます!まだまだつたない文章ではありますが。どうぞよろしくお願いします。 (2020年1月27日 19時) (レス) id: 2b0b8d67e5 (このIDを非表示/違反報告)
寝る猫?(プロフ) - ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ 作者様!!小説を書いて下さりありがとうございます!!(´TωT`)御礼に、自分も……って結局は同じになっちゃう……ととにかく!!生まれてきて下さりありがとうございます!(放サモがすき過ぎて…! (2020年1月27日 19時) (レス) id: e143dd1261 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リギア | 作成日時:2018年12月23日 0時

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