No.60 ページ15
.
飯田くんに刃物を向けるヒーロー殺しへと轟くんが炎を放ちながら細道へと飛び込んだ
「緑谷、こういうのはもっと詳しく書くべきだ」
『遅くなっちゃったじゃん』
「なっ、轟くん！雪村さんも！？」
驚く緑谷くんと飯田くんの他にもう1人いることを確認してヒーロー殺しと対峙する
どうやら相手の個性で動けないようなのでひとまず離すものの3人じゃ私と轟くんで担いで逃げるという選択肢は消えてしまった。となれば戦うしかない
「こいつらは殺させねえぞ、ヒーロー殺し」
『大人しく退いてくださいよ』
とは言ってももちろん向こうが退くわけが無いのは分かり切ってる。むしろ不敵に笑うから構えた左手に力を込める
「良い友人を持ったじゃないか、インゲニウム」
言うが早いか投げられたナイフが轟くんの頬をかすめた
『っ、速い！轟くん！！』
同時に投げた刀に視線を奪われた隙に迫るステイン。あと少しで流れる血を舐められる、という所で咄嗟に氷と炎で退けた
そのことに安心するも、どうしても嫌なことが脳内をよぎった
……あのスピードも、刀も、巻かれた包帯が、嫌でも″アイツ″のことを、″限が消えた日″のことを思い出す
「何故……」
『飯田くん……？』
「三人とも…何故だ…やめてくれよ 兄さんの名を継いだんだ……僕がやらなきゃ、そいつは僕が…」
殺す、って？出そうになった言葉を無理矢理飲み込んだ。でも、続く言葉は……きっとこれだ
『飯田くんの気持ち、わかるよ。私だって……思ったこと、あるから』
「雪村、くん…？」
私の場合、それは妖で……良守が仇討ちをしたけれど
『でも、こんな奴のために飯田くんが手を染める必要はないよ』
だっていくら最低な奴でもヒーロー殺しは人間だから
もし、殺めればそのことは一生飯田くんを苦しめると思うから
『……
その力は、正義のために使って欲しい
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
【刀剣乱舞】審神者の私、刀剣達と共に転生しました。【ヒロアカ】 【刀剣乱舞】刀剣女士に転生したら顕現した瞬間に推しに殴られて刀突きつけられま... 【ヒロアカ】前世の旦那がヒーローになってたもので【刀剣乱舞】もっと見る
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミホ(プロフ) - 落ち着いてからでいいので、更新待ってます。 (2023年4月15日 23時) (
レス) @page38 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
純猫(プロフ) - 豹華さん» かっこいいですよね〜！！ありがとうございます。やっぱり更新は遅くなりそうなんですが、頑張りたいと思います！！ (2019年8月21日 14時) (レス) id: 7a21396a4c (このIDを非表示/違反報告)
豹華(プロフ) - 限くん！！！かっこいいですよね！！待ち遠しいです笑更新頑張ってください！！ (2019年8月10日 20時) (レス) id: 48337b97e8 (このIDを非表示/違反報告)
純猫(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます！応援凄く励みになります！頑張ります！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: 7a21396a4c (このIDを非表示/違反報告)
純猫(プロフ) - ノルンさん» わぁ！そう言って貰えて凄く嬉しいです！私も結界師好きで限くんも大好きなのでわかります！この後の展開はあまり考えれてないんですが頑張ります！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: 7a21396a4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：純猫 | 作成日時：2018年12月23日 22時
