No.63 ページ18
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緑谷side
僕と飯田くんがヒーロー殺しに一撃を食らわせた瞬間、雪村さんの悲痛な叫びと同時に一瞬だけ彼女を中心に眩い光が広がった
「一体、今何が……」
「血が止まって……はっ！A！」
「雪村くん！！……眠ってる、のか？」
光が消えて何があったのか周りを見ると倒れて動かない雪村さんが目に入った
慌てて駆け寄ればどうやら眠っているだけのようでほっと胸をなでおろした
「今のは雪村くんがやったのか？」
「たぶん、そうだと思う」
轟くんの腕の中で眠る雪村さんの目元には涙が溜まっていて…心配させてしまったかと申し訳なくなった
不思議なことに僕たちの傷は治ってないものの、血は止まり痛みも和らいだ。これも雪村さんの個性なのか……？ さっきのでヒーロー殺しも気を失っていたからロープで縛り武器を回収
「さすがゴミ置き場、あるもんだな」
「轟くんやはり俺が引く」
「お前腕グチャグチャだろう」
「雪村くんのおかげでまだマシだ。それに轟くんは雪村くんも背負っているじゃないか」
足を怪我した僕はプロヒーローの方に背負われ通りに出たところでグラントリノや他のプロヒーローに出会い救急車を手配したりなんなりと話が進んでいく
「二人とも……僕のせいで傷を負わせた。本当に済まなかった…雪村くんにも無理をさせてしまった。何も…見えなくなってしまっていた……！」
後ろで見ていた飯田くんが頭を下げたことに、彼だけが悪かった訳では無いのだと思った
「………僕もごめんね。君があそこまで思いつめてたのに全然見えてなかったんだ。友だちなのに…」
「しっかりしてくれよ。委員長だろ」
「……うん…」
長く感じた戦いも終わり安心した
でも次の瞬間、僕は脳無に連れ去られていて
武器を隠し持っていたヒーロー殺しに助けられた
「偽物が蔓延るこの社会も、徒に″力″を振りまく犯罪者も粛清対象だ。全ては正しき社会のために。
正さねばーー…誰かが…血に染まらねば…！″英雄″を取り戻さねば！！
来い、来てみろ偽物ども。
俺を殺していいのは
その言葉を残し、立ったまま気を失ったヒーロー殺しステイン
彼は折れた肋骨が肺に刺さっていたそうだ
誰も血を舐められてなんかいなかった。なのにあの場で、あの一瞬
ヒーロー殺しだけが確かに 相手に立ち向かっていた
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ミホ(プロフ) - 落ち着いてからでいいので、更新待ってます。 (2023年4月15日 23時) (
レス) @page38 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
純猫(プロフ) - 豹華さん» かっこいいですよね〜！！ありがとうございます。やっぱり更新は遅くなりそうなんですが、頑張りたいと思います！！ (2019年8月21日 14時) (レス) id: 7a21396a4c (このIDを非表示/違反報告)
豹華(プロフ) - 限くん！！！かっこいいですよね！！待ち遠しいです笑更新頑張ってください！！ (2019年8月10日 20時) (レス) id: 48337b97e8 (このIDを非表示/違反報告)
純猫(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます！応援凄く励みになります！頑張ります！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: 7a21396a4c (このIDを非表示/違反報告)
純猫(プロフ) - ノルンさん» わぁ！そう言って貰えて凄く嬉しいです！私も結界師好きで限くんも大好きなのでわかります！この後の展開はあまり考えれてないんですが頑張ります！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: 7a21396a4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純猫 | 作成日時：2018年12月23日 22時
