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結局、母さんが仲裁に入り落ち着いた
兄ちゃんが蛍の買った全く同じケーキを買うことになった。
1時間並んで買ったショートケーキを食べ損なって機嫌の悪い蛍くん(笑
ただいま、忠と蛍の3人で学校へ行ってます。
「ツッキー、どーしたの?」
「朝、ずっーと楽しみにしていたケーキを食べられちゃったの」
「誰に?」
「兄ちゃん」
やばっ(笑
顔には出さないけど笑いが……
「僕のケーキ食べたの……A?」
なんでそーなるのよ、食べたの私だけど
「違う」
「〇〇堂のシュークリーム、期間限定でBIGサイズ出てるらしいケド……買ってあげよーか」
「私が食べました」
あーーーーーーー
ヤッチャッタヨ
ノッテシマッタ
私の作戦、完ペキだったのに
「やっぱりね、
そうかと思ってAのシュークリーム食べといてあげたよ」
ウソでしょ
アレ、朝イチに届いた北海道産のとりたて牛乳&卵を使った1日15個限定のシュークリーム!!
ま、こんな事もあろうかと2つ買っておいたけど
「2つともね」
イヤーーーーー
「そうゆう事で、今日は僕の勝ちダネ」
「あら、″今日は″でしょ?
ところで、〇〇堂のシュークリームの話しは本当?」
「ホント、でも買ってあげないから」
「いーの?あそこのお店ポイント貯まると、
ケーキ1つプレゼントでちょうど貯まってるのになー」
そう言って、私は蛍に手を差し出す
無言で私の手を握る
はーい、ケンカ終了
2つとも食べられたって事は心外ね
ある程度こんなる事は予想してたけど
(これを真顔でいいあうから、超恐い)
山口の心の声はこの双子には届かない
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作者名:自由のビーナス | 作成日時:2016年8月24日 21時