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「観念しろ!遂に見つけたぞ狼藉者め!」
「さあ、かごめちゃん達の事を話してもらおうか!」
だが、とわが暴れていたので、
私達は生き残りを雲母に見張らせ、
とわの元に飛んでいったんだ。
しかし、そこに御母堂様が降り立ったのだ。
あの方はたちまちとわを鎮め、
正気を取り戻して取り乱したとわを慰めたのだ。
その光景は、正しく弱者に寄り添う観音様そのものであった。
その後は狼藉者達の生き残りを御母堂様に引き渡し、
私達は里に戻ったのだ。
それから、邪見による封印の術式の儀が始まろうとしていたのだ。
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邪見の日誌
とわの術式が終わって程なくして、
戌考丸様が里においでなすったのだ。
あの方の知らせを元に、我らは多聞丸の城に殴り込んだのだ。
そこの兵達は、弥勒達が持ってきたものと同じ様な珍妙な衣を着ていたな。
一人一人が手強く、味方の殆どは殺されてしまったな。
だが、我らは生き残り、
全ての黒幕であった道真を倒したのだ。
しかし、その後私は地獄を見たのだ。
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