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この日、城に敵が殴り込んできた。
殺生丸の一族だった。
ここで拷問していた事を察知して乗り込んできたんだ。
だが、これを見越していた多聞丸様が用意していた内通者の協力により、
何とかこれを制圧し、全員によつん這いでパレードをさせた上で投獄したんだ。
だが奴らは凶暴だったから、
骨抜きには苦労したもんだ。
しかし、ナチの悪趣味ぶりには辟易したな。
あんな悪どい拷問は俺達には絶対に思い付かない碌でもねえやり方だ。
ま、俺達も楽しんでたけどな。
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弥勒法師の日誌
私達は行方知れずの犬夜叉とかごめ様、りん様を探していたが、
14年が経っても手がかりは無かった。
だが、この村に駆け込んできた娘さんの話がそれに当たると判断し、
私達は狼藉を働く輩を捕えるべく各地に散ったのだ。
しかし、その輩共がいるという村に駆け付けてみれば、
おぞましい光景が広がっていたのだ。
あろう事か、虫も殺せぬ程に温和なとわが妖怪の力を剥き出しにし、
暴走して完全に理性を失って凶暴化していたのだ。
既に狼藉を働いていたであろう者達は、
ほぼ全てが、原型を留めない程に体を破壊されていた。
そんなとわをせつなともろはが必死に抑えている中、
珊瑚はこそこそと逃げようとしていた生き残りを見逃さなかった。
「逃がすか！飛来骨！」
飛来骨は寸分狂わずに奴らの目の前に突き刺さり、
その逃走を阻止したのだ。
流石は妖怪退治屋だと感心したものだ。
私達は、すかさず奴らの目の前に降り立った。
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