その殺生丸には娘がいる！4【半妖の夜叉姫】 (ページ27)

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しかも、その後には母による拷問が待っていたんだ。

母は、あの青色の宝石のアニメのヒロインのように洗脳されていたけど、

それでも最愛の妻に拷問されるのは苦痛だったんだ。

どんなに呼び掛けても効果はなく、ひたすら拷問されてたんだ。

私達が発見した時には、既に完膚なきまで滅多打ちにされて酷く衰弱し、

私達を見るなり死んでしまったんだ。

でも、私は天生牙で父を救ったんだ。

生き返った父は、私が救い出した事を悟ると、僅かに笑みを浮かべ、

「そうか・・・」と言ったんだ。

素直にお礼が言えないのは父らしかったけど、

当時はそんな事よりも、生き返った喜びの方が大きかった。

そして、昨日父からこう言われたんだ。

「とわ・・・せつな・・・お前達は私とりんの誇りだ。

危険を顧みず、罠である事を承知で救いに来てくれたのだ。

そして一族も救い出してくれた・・・

いずれ正気に戻る一族の者達も、お前達を誇りとするだろう。

お前達がいなければ、私達は皆死んでいたのだ。

私はこの戦いにより、

父上が何故、人間を大切にしろとあれ程仰っていた理由が分かった。